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「役割を果たせた」―AirJapanが運航に終止符。NQ1便、最後の出発

ANAグループ第3のブランドとして誕生したAirJapanが運航に終止符を打つ。2024年2月9日に先陣を切って運航を開始したのが、トップナンバー「NQ1」便を冠する成田=バンコク線。この最後の成田発を現地で見届けた。

文:本誌編集部 写真:本誌編集部
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AirJapanが3月28日で運航を終了。NQ1便の成田出発を前に、ランプからのお見送りなどが行なわれた。

 3月28日、AirJapanブランドが最終日を迎えた。その最後の成田空港出発を前に、お見送りイベントが開かれた。

 AirJapanは、フルサービスキャリア(FSC)のANA、ローコストキャリア(LCC)のPeachに加わわる、日本らしい品質とLCCに近い価格水準を両立したハイブリッドエアラインの位置付けで、ANAグループ第3のブランドとして誕生。2024年2月9日の成田=バンコク線で就航した。

 藍色と曙色をブランドカラーにした機体デザインや客室乗務員の制服、そして日本を感じられる多様な機内食などを提供するとともに、機内でのプロジェクションマッピングイベントやガチャガチャなどユニークなイベントも展開してきた。

 機体は324席モノクラス仕様としたボーイング787-8を3機導入。最終日はJA801AがNQ1便/2便(バンコク線)、JA802AがNQ121便/122便(ソウル・仁川線)、JA803AがNQ3便/4便(シンガポール線)に充当された。

 運航された便数と乗客数は、バンコク線が1,514便/約344,200名、仁川線が1,520便/約369,500名、シンガポール線が1,090便/約255,200名の計4,124便/968,900名となった(最終日の運航見込みを含む)。

成田空港に3機並ぶ、AirJapanのボーイング787-8。手前からJA803A(シンガポール線)、JA802A(ソウル・仁川線)、JA801A(バンコク線)。※カッコ内は最終日の運航路線。
3月28日に出発するNQ1便のクルー。
株式会社エアージャパン 運航部 部長の道廣直幹氏がゲート前であいさつ。予約の8割がタイ国籍の乗客だったこともあり、日本語と英語に加えて、タイ語でもスピーチした。

 最終便の出発を前にあいさつした運航部の道廣直幹 部長は、「AirJapanには、海外のお客さまを日本のおもてなしでお迎えすること。海外に行きたいと思う日本のお客さまに、自分らしく、もっと自由に、気軽に、新しい旅のあり方を提供し続けるという2つの使命があった。本日、満席近いご予約を頂戴して、我々のやってきたことに間違いはなかった、役割をしっかり果たせたのではないかと確信している」と話し、「ここで培った知見はANAグループの今後の発展のための大きな財産として引き継いでいく」との決意を示すとともに、利用者への感謝を述べた。

 日本発の最終便となる3月28日のNQ1便(バンコク行き)は、324席に対して乗客298名。ゲート前にはフォトコーナーなども設けられたほか、ランプからの見送りも行なわれ、AirJapanからは約70名のスタッフが集合。ランプからの見送りは、やや日が沈み始めた青空の下、ペンライトが映える盛大なものとなった。

乗客に配られたラストフライトの搭乗証明書とステッカー。
最終便の搭乗客から抽選で各便7名にプレゼントされる記念品。
最終便の記念写真を撮るためのフォトスタンドにはチェキも用意された。
NQ1便は成田第1ターミナルの58Bゲートから出発。300名近い乗客が列を成した。
ゲート通過後に記念品をプレゼント。
プッシュバックされるJA801A。パイロットも手を振って出発。

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