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ANAの787初号機「JA801A」リペイント。気になる玩具の今後

ANAのボーイング787初号機「JA801A」が、AirJapan機として生まれ変わるべく厦門へと旅立ちました。そこで気になることが一つ…。

文:本誌編集部
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2011年9月26日に米ボーイングのエバレット工場で行なわれたJA801Aのデリバリー式典。参加者は「WE FLY FIRST」「FIRST DELIVERY」のタオルを掲げて祝福。Photo:Konan Ase

 ANAが2011年に受領したボーイング787初号機「JA801A」が、ANAカラーでの運用を終了しました。ラストとなったのは3月1日のソウル・金浦→羽田線、NH868便。20時過ぎにソウルから到着後、その深夜にリペイント作業などが行なわれる厦門へフェリーフライトされました。

 さて、このJA801A。就航当初は特別塗装機として運用され、その後、ANAのトリトンブルーに塗り替えられた機体ですが、実は日本中でこの機体をモチーフにしたものが販売されていることをご存じでしょうか。

 それが、飛行機玩具でおなじみ、丸彰さんの「ミニプルバック」や「ぷにゅ丸くん」などのおもちゃです。全国の空港の売店などで販売されていますので、これらの商品を見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。

 飛行機ミニプルバックの機体上部はブリキでできていますが、これは昔ながらの工場で一つひとつ手作りされています。うかがったところでは、このプリントは鉄板の曲げ(しかも飛行機は曲面的に曲げられます)を意識して製版されているそうで、機体後部の曲面部分にも登録記号が書かれていますので、たかが登録記号一つの変更といってもあなどれません。

ブリキの機体が独特の質感を生んでいる「ミニプルバックANA」。右主翼と機体後方に登録記号が描かれています。
「ぷにゅ丸くんANA」など丸彰さんのほかのおもちゃでも、JA801Aはおなじみです。

 今後これらのおもちゃがどうなるかは不透明ですが、子供向けのおもちゃに使われる機体ということは、それだけANAを象徴するような機体として親しまれていたとも言えます。ANAカラーのJA801Aが確かに存在した証として手元にも記憶にも残しておきたいと思いますし、JA801AがAirJapan機として見せるであろう第2の活躍も楽しみです。

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ANAのボーイング787初号機「JA801A」が、AirJapan機として生まれ変わるべく厦門へと旅立ちました。そこで気になることが一つ…。

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