ついに完全退役!ANAボーイング777-300で味わう最後の夏旅
昨年秋、ここAIRLINE webでも、「近づく終章」として記事を公開したANAの国内線最大旅客機、ボーイング777-300が、ついに2026年度をもって完全退役する方針であることが正式に明らかになりました。
一方で、5月発券分から燃油サーチャージが倍増し、「今年の夏は海外旅行をどうしよう…」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そんないまだからこそ提案したいのが、引退の迫る巨人機で味わう「国内のプチ贅沢フライト」です。
ついに発表された「2026年度で完全退役」の報
かつて日本の空を席巻した「ジャンボジェット」の系譜を継ぐ存在として、長年活躍してきたANAのボーイング777-300。前回の記事ではその歴史と機内の様子をレポートしましたが、いよいよ2026年度での全機退役が正式にアナウンスされました。
全長約73.9メートルという長い胴体に514席もの座席を配置したそのスケールは、まさに圧巻の一言。後継となる最新鋭機(787-10など)も素晴らしいですが、“1便で500人以上を運ぶ”というダイナミックな光景は、まもなく日本の空から完全に姿を消すことになります。今年の夏は、この巨人機に乗ることができる非常に貴重なチャンスなのです。
燃油代を「プレミアムクラス」に!極上の国内旅へ
海外旅行で数万円の燃油サーチャージを支払うことを考えれば、その予算で「プレミアムクラス」に乗るという選択肢は、極めて現実的で満足度の高いお金の使い方です。
前回の記事でも触れた通り、2-3-2のゆとりある配列で21席のみ用意されたプレミアムクラスでは、広々とした専用シートで寛ぎながら、彩り豊かな特製の食事や厳選されたお酒を楽しむことができます。巨大なエンジンが発する重厚なサウンドをBGMに、日本の美しい景色を眺めながら味わう時間は、日常の疲れを完全に忘れさせてくれる極上のエンターテインメント。名機との別れを惜しむ、まさに「大人の贅沢」と言えるでしょう。
普通席でも実感できる「500席級」の果てしない空間
プレミアムクラスが予約できなくても、この機体の魅力は十分に味わえます。その真骨頂は、普通席に乗ってこそ実感できる「果てしなく続くキャビン」の光景です。
機体後方から前方を眺めると、3-4-3配列の普通席がずらりと並ぶ様子はひとつの巨大な劇場のよう。大型機ならではの安定した乗り心地や、窓の外に広がる長大な主翼の美しさは、乗る人すべてに「巨大な飛行機で旅をしている」という確かなワクワク感を与えてくれます。
燃油高で海外が遠く感じる今年の夏は、ぜひANAの時刻表や予約サイトで「773(ボーイング777-300の機種コード)」の文字を探してみてください。消えゆく名機との特別な時間を、皆さんの夏の思い出の1ページに刻んでみていただければと思います。