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JAL、成田=デリー直行便を開設。乗り継ぎ利便性アップ、“0泊観光”も可能に

1月17日、JALが成田=デリー線を新たに開設。日本とインドを結ぶ直行便ネットワークをさらに拡充した。
北米路線との接続を意識したダイヤ設定や、インディゴとのコードシェアによるインド国内へのアクセス向上など、成田のハブ機能を最大限に活かすことが可能となる。

文:村田尚之 写真:村田尚之 ※特記以外
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787で毎日運航、インド直行便は3路線体制へ

 JALは1月17日、成田とインドのデリーを結ぶ直行便を開設した。これは既存の羽田=デリー線、成田=ベンガルール線に続く3路線目の直行便となる。

 新設された成田=デリー線は1日1往復の運航で、使用機材はボーイング787-8。機内は206席仕様(E03)のコンフィギュレーションで、ビジネスクラス「JAL SHELL FLAT NEO」30席、エコノミークラス176席を備える。往路のJL749便は20時15分に成田を出発し、翌3時にデリーに到着。復路のJL740便はデリーを4時35分に発ち、15時10分に成田に到着する運航スケジュールだ。

就航初便のJL749便にアサインされたボーイング787-8(登録記号JA830J)。

成田をインド=北米間の乗り継ぎハブへ。就航式典で語られた新路線への意気込み

 初便の出発前、成田空港で行なわれた式典ではJALの鳥取三津子 社長が挨拶に立ち、「インドは人口14億人を超える活気のある国。日本とインドの行き来に加えて、この新路線は成田を経由してインドと欧米を移動するお客さまにとって利便性のいい時間帯を用意した」と語った。その言葉どおり、JALはロサンゼルスやサンフランシスコ、バンクーバーなど、成田発着の北米7路線を展開。スケジュール設定も北米各都市との連携を意識したもので、既存路線とは異なる時間帯とし、トランジット需要の取り込みを図る。

 駐日インド大使館 臨時代理大使のマドゥ・スーダン・ラビンドラン氏は「今回の路線拡充は日本・インド両国の絆が一層強固になっていることの証。この路線がビジネスと観光の可能性を大きく広げると確信している」と述べた。また、インドから日本を訪れる観光客が増加傾向にあること、日本においてもインドを歴史探訪や豊かな文化に触れる目的地として存在感を増していると続けた。

 成田発デリー行きの初便となったJL749便(登録記号JA830J)には198人(うち幼児2名)が搭乗。20時21分に62番スポットを出発、同41分にRWY34Lから離陸した。

就航記念セレモニーで挨拶を行なうJAL 鳥取社長と祝辞を述べる駐日インド大使館 マドゥ・スーダン臨時代理大使。
就航セレモニーにはJAL 鳥取社長、駐日インド大使館 マドゥ・スーダン臨時代理大使のほか、熊谷俊人 千葉県知事をはじめとする来賓も参列し、テープカットが行なわれた。
JL749便が使用する62番ゲート付近には、かつて運航されていたニューデリー経由南回りヨーロッパ線の時刻表や記念絵はがき、当時の運航機材であったダグラスDC-8の模型などが展示された。
初便のJL749便の搭乗客に配付された記念品。
改札を抜けた先ではJAL 鳥取社長が乗客一人ひとりに記念品を手渡した。
出発準備を整えた初便のJL749便の前で記念撮影に応じるJAL 鳥取社長およびJALグループ社員。
プッシュバックを終えたJL749便の前で記念撮影に応じるJAL 鳥取社長およびJALグループ社員。
RWY34Lへ向けてタキシングを開始したJL749便を見送るJAL 鳥取社長およびJALグループ社員。

深夜のデリー発着でインディゴとの乗り継ぎ利便性が向上。新たな観光スタイルの提案も

 今回の路線開設に合わせて、JALは日本=インド間の3路線でインディゴとのコードシェアを開始。インディゴはインド国内で最大のシェアを持つエアラインで、これまでもインド国内線やJALの東南アジア路線でコードシェアを行なっている。現時点ではデリーから30地点へのコードシェアを実施しており、成田発便との連携により午前中の早い時間に各都市へのアクセスが可能となる。

 JALでは就航に先立ち、夜に成田を出発し早朝にデリーに到着するダイヤ設定を活かした“ゼロ泊観光”の提案など、新たな需要喚起策も打ち出している。週末などを利用した都市間往復や短期旅行の利用拡大を狙うものとなっている。

運航スケジュール

【2026年2月28日まで】
JL749:成田20時15分→デリー3時00分(+1)
JL740:デリー4時35分→成田15時10分

【2026年3月1日から】
JL749:成田20時35分→デリー3時00分(+1日)
JL740:デリー4時35分→成田15時20分