航空旅行

冬こそ、窓側を座席指定!澄み切った空から眺める「雪化粧の富士山」と「冬の列島」

今シーズン最強の寒波が到来し、日本列島は厳しい寒さと雪に見舞われています。
地上では交通への影響などで厄介な雪ですが、雲の上まで上がってしまえば、そこにあるのは息を呑むような絶景。
寒波がもたらす澄み切った空気と、白銀に染まった大地を眺めるなら、いまがベストシーズンです。

文:『航空旅行』編集部 写真:『航空旅行』編集部
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fujisan
高度1万メートルから望む、白銀の富士。冬の澄んだ大気が、山肌の起伏までも鮮明に映し出します。窓というフレーム越しに出会う、個人用モニターでは味わえない圧倒的な「実像」です。

羽田発着で見るためには「左側(A席側)」それとも「右側(K席側)」?

 冬のフライトにおける最大のハイライトと言えば、やはり「冠雪した富士山」ではないでしょうか? 特にいまのような強い冬型の気圧配置の日、太平洋側は極限まで空気が澄み渡ります。乾燥した大気の中に浮かび上がる富士山は、山頂から裾野までたっぷりと雪をまとった、まさに威風堂々たる姿。背景の深く澄んだ青空と、雪の白のコントラストは、この厳しい寒さがあってこそ際立つ、日本の冬の象徴です。
 この絶景を確実に見るためには、座席選びが重要です。羽田空港を出発する便の場合、目的地によって見える方向が異なります。
 当日の天候や飛行ルートによって例外はありますが、福岡、広島、北陸方面などへ向かう便は、富士山の北側を飛行するため「左側(A席側)」から。一方で、大阪(伊丹・関西)、徳島、沖縄方面などへ向かう便は、富士山の南側を飛行するため「右側(K席側)」から見えるのが基本です。なお、西日本各地から羽田へ戻る復路(東行き)は、多くの便が富士山の南側を飛行するため、基本的に「左側(A席側)」がベストポジションとなります。
 また、寒波の影響を強く受けている日本海側や北日本へのフライトも、機窓からの眺めは格別です。分厚い雲を抜けた先に広がる一面の雲海や、その隙間から覗く、深い雪に閉ざされた山脈の水墨画のような美しさ。すべてを白く染め上げる自然の厳しさを、暖かい機内から俯瞰できるのは空の旅の特権とも言えます。
 最新のエンターテインメントシステムや機内Wi-Fiを楽しむのも良いですが、冬のフライトでは、ぜひ窓の日除け(シェード)を上げてみてください。そこには「美しい冬の日本列島」が待っているはずです。次の旅は、あえて翼のかからない窓側席を指定して、空からの雪見を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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