連載

ミステリアスな機体は漆黒の時間に ~ 芳岡 淳が撮ったこの一枚

文:芳岡 淳 写真:芳岡 淳
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月刊エアラインをはじめ数々の媒体で活躍する航空写真家が撮った一枚の写真。それぞれに、さまざまな背景があります。本連載ではそうした写真に関する一言コメントとともに、フォトグラファー渾身の一枚を紹介していきます。

香港での取材のため前夜入りを決めたのですが、空路の到着地を香港まで陸路で向かうことのできるマカオにしました。

ご存知の方も多いと思いますが、マカオはクラシック機の聖地。そして多くの発着は夜間に行なわれるため、僅かな期待を込めてマカオへと到着しました。

すると現地の友人から1機のIL-76がロシアのヤカテリンブルクからマカオへと向かっているという情報が。

マカオ到着後は撮影ポイントまで直行。そして21時半頃、甲高いソロヴィヨーフ D-30エンジンの音とともに現れた真っ白なIL-76…。謎に包まれた機体と暗闇に包まれた空港周辺は、最近ではなかなか感じることのなかった、どこか緊張感と興奮が入り混じった撮影になりました。

2026年1月 マカオ国際空港

芳岡 淳

芳岡 淳

1994年生まれ。神奈川県横浜市出身。 小学生の頃、北海道への家族旅行で747-400Dに搭乗したことで旅客機撮影が趣味に。2015年からは積極的に海外へ遠征し、世界中で747-400を中心に旅客機や貨物機を追いかける撮影スタイルを展開。

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