初期のエアバスで輸送用に活躍したスーパーグッピー。もともとはNASAがロケット運搬用にC-97輸送機を改造したものだが、さらにエアバスが改良して4機が作られた。
スーパーグッピーはコクピットを含めた機首を開いて貨物を搭載する。操縦ケーブルなどは開閉のたびに切り離しと接続が必要で、その教訓はベルーガに活かされた。
A300-600をベースに新造されたベルーガST。コクピットを低く下げることで長くフラットな貨物スペースを確保した。「おでこ」にあたる部分が上方に大きく開く。
エアバス施設にはベルーガの専用ドックがあり、天候に影響されずに搭降載作業を行なうことができる。また高所用の作業台を仮設すれば一般空港でも運用できる。
ベルーガSTの基本形はそのままに、A340-200Fをベースにより大型化したベルーガXL。機体規模はドリームリフターより小さいが、貨物室のサイズはずっと大きい。
セントレアでは常連のドリームリフター。747-400がベースで、貨物室の前に機首を長く伸ばしているため、機体全長のわりには貨物室が小さくなってしまった。
胴体後部を尾翼ごと折り曲げてカーゴドアとしている。尾部の開閉や搭降載のためには専用の地上支援車両が必要になるため、限られた空港のみで運用可能だ。
ドリームリフターは、787のコンポーネント輸送専用に747-400を改造して作られた。貨物室内径は787の胴体ぎりぎりに作られており、無駄はないが余裕もない。
TOP連載一覧”旅客機用の輸送機”、ずんぐり胴体の特殊飛行機 ~ 連載【月刊エアライン副読本】