連載

風の根 ~ 竹信大悟が撮ったこの一枚

文:竹信大悟 写真:竹信大悟
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月刊エアラインをはじめ数々の媒体で活躍する航空写真家が撮った一枚の写真。それぞれに、さまざまな背景があります。本連載ではそうした写真に関する一言コメントとともに、フォトグラファー渾身の一枚を紹介していきます。

 薄明光線、反薄明光線、飛行機を撮影している時、どちらもエッセンスになる自然現象。薄明光線は天使の梯子とかAngel’s ladderとか呼ばれますね。反薄明光線はそのまんま反薄明光線ですかね。そういえば沖縄の友人が「風の根」と言ってました。なんでも強い風が吹く前兆なんだとか。

 薄明光線は太陽の方角。反薄明光線は太陽とは真逆の方角に現れます。先日、そろそろ日も暮れようとしている夕方の便で、鹿児島から伊丹に帰阪する空路、機窓から反薄明光線を見ました。ふと、強い風が吹くのかな?と思いましたが、揺れる事もなく快適でした。

 「風の根」調べてみると沖縄八重山地方の天気にまつわる言い伝えのようで。このことを教えてくれた彼はたしか石垣出身だったな……元気にしているかな?そんな事を思い出したフライトでした。

 今年も1年間、ご愛読ありがとうございました。また来年も皆さんにとって傑作が撮れますように〜良いお年を!

竹信大悟

竹信大悟

1975年生まれ。兵庫県出身。大阪は伊丹空港をベースに、航空会社のオフィシャル撮影や日本各地の空港で航空業界を切り取るフォトグラファーであり、年間300日以上サウナに入るプロサウナー。公益社団法人 日本写真家協会(JPS)会員。

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