連載

流し撮りのコツ ~ 竹信大悟が撮ったこの一枚

文:竹信大悟 写真:竹信大悟
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月刊エアラインをはじめ数々の媒体で活躍する航空写真家が撮った一枚の写真。それぞれに、さまざまな背景があります。本連載ではそうした写真に関する一言コメントとともに、フォトグラファー渾身の一枚を紹介していきます。

 先日の伊丹のトークショーにはたくさんの方にお越し頂き、ありがとうございました。この場をお借りして御礼申し上げます。

 さて、とある参加者の方から「流し撮りってどうやったら上手くなりますか? 何かコツがありますか?」を聞かれました。

 細かい事を言えばたくさんあるんですが……流し撮りが決まらない人によく見られがちなのが、不安定なカメラの保持。例えば、望遠レンズのフット部分を手のひらで支えてパンする人。これ以外とブレの原因だったりします。もちろんこれでバシバシ決めてる人もいらっしゃるので、一概には言えないのですが。レンズフットでレンズを保持すると、左右にパンする時に手のひらの上のレンズフットを支点にカメラがパンの動きに対して扇型にブレてしまうんですね。やじろべえを想像してもらえれば少しわかりやすいかしら?

 なので、ボクはレンズの先端を顔面方向に押しつけるように保持して身体とカメラの一体感を高めてます。

 文章で書くとなんとも分かりにくいですが…
 こういうコツをお伝えする機会がいつかあれば、もっとくわしく(笑)

竹信大悟

竹信大悟

1975年生まれ。兵庫県出身。大阪は伊丹空港をベースに、航空会社のオフィシャル撮影や日本各地の空港で航空業界を切り取るフォトグラファーであり、年間300日以上サウナに入るプロサウナー。公益社団法人 日本写真家協会(JPS)会員。

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