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JALとして初。リチウムバッテリー式電源装置「eGPU」を導入

JALとして初めて、松山航空に「eGPU」が導入される。、オペレーターの労働環境の改善や、空港周辺の騒音・環境問題の軽減を期待。

文:本誌編集部
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リチウムイオンバッテリー式電源装置「eGPU」。

 多摩川エアロシステムズ株式会社とJALは、5月9日よりCO2排出削減や騒音の軽減が期待されるリチウムイオンバッテリー式電源装置「eGPU」を、JALとして初めて導入した。

 航空機には、補助動力装置(APU)が搭載されており、駐機中にAPUを稼働させ航空機に必要な電力や空調を自前で供給することができる。しかし APUは多量の二酸化炭素などの排出ガスや騒音を発生させることから、駐機中に必要な電力、空調を地上動力装置(GPU)から供給することで、駐機中における空港環境負荷の抑制と航空機用燃料の削減に貢献していた。空港設備として埋設式のGPUを備えない場合には、ディーゼルエンジン式の電源装置を利用することが一般的だ。

ディーゼル式電源装置「GPU」(左)リチウムイオンバッテリー式電源装置「eGPU」(右)。

 JALは脱炭素化に向け、国土交通省航空局が提唱する空港施設・空港車両のCO2排出削減などの取り組みを推進。JALグループでは、これまでに2023年3月に日本エアコミューター(JAC)が7空港、2024年3月に北海道エアシステム(HAC)が3空港に、ITW GSE社製の「eGPU」を導入し、運用を開始している。

 JALとしては初めて導入したeGPUはITW GSE社製で、フル充電の状態でボーイング737-800のターンアラウンドで、約14便分の電気を供給し続けることが可能だという。

 国内の空港における「eGPU」の配備の拡大を検討するなかで、充電設備の設置と交流電源の確保が課題となっていたが、今回導入する松山空港では、除雪車の車載ヒーター用電源の電源プラグを変換することで課題を解決し導入に至った。今後JALは、これらの知見を活かして、他の空港への展開も検討している。

JALとして初めて、松山航空に「eGPU」が導入される。、オペレーターの労働環境の改善や、空港周辺の騒音・環境問題の軽減を期待。

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