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FMG、米国連邦航空局から航空機整備事業の認証取得
FMGは、航空機整備事業の認証である「FAA145」を取得。「旅客・ランプ・整備」を全国主要空港で自社完結する体制を構築したのは、実質的に国内で初めてだ。
ヒトコムグループの中核企業で、空港グランドハンドリング事業を全国展開する株式会社FMGは、2026年3月に米国連邦航空局(FAA)より、航空機整備事業の認証である「FAA145」を取得した。日本国内において、大手航空会社系列ではない独立系グランドハンドリング企業が本資格を保有することは極めて異例であり、「旅客・ランプ・整備」の全工程を自社完結し、全国規模で一括受託できる体制の構築は、実質的に国内初としている。
FMGは、2023年のヒトコムグループ入りを機に、将来のインバウンド需要拡大を見据えた事業構造改革を進めてきた。当時、旅客ハンドリングを主軸としていた同社は、「真の独立系グランドハンドリング企業」への飛躍を目指し、全国主要空港への拠点展開、ランプ業務の内製化、そして航空機整備の自己完結に向けたFAA145取得という3つの戦略に取り組んできた。これにより、「旅客・ランプ・整備」の全工程を自社完結し、一括受託できる体制を構築した。
日本乗り入れの国際線では、LCCの便数シェアが飛躍的に高まっている。日本国内に整備基盤を持たない外航各社にとって、FMGのワンストップ体制は大きな価値を持つ。外部委託を待たず、自社整備士がその場で整備記録への署名まで完結できるため、不具合発生時のダウンタイムを最小限に抑え、遅延損害の低減につながる。
また、「旅客・ランプ・整備」が同一の指揮系統下で動くことで、次の離陸までの一分一秒を争うターンアラウンド・タイムの最適化が可能になる。さらに、航空会社は日本におけるオペレーション管理をFMGに一本化できるため、管理コストの大幅な低減も期待できる。
FMGは今後、既存の大手航空会社系列や従来型独立系のグラハン事業者の枠組みを超え、「国際基準(FAA)での自社整備能力」という高度な技術力を付加価値として、アジア圏を中心とした有力LCCなどからの全国一括受託を加速させる方針だ。将来的には、ナショナルフラッグキャリアを含むあらゆる航空会社から信頼される「真の独立系グランドハンドリング企業」として、日本の航空インフラの発展に貢献していくとしている。
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