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経験を礎に空港の現場で新たな挑戦を、セントレアで始めるキャリアの新章

空港での仕事に憧れや関心を抱く方は多いものの、いざ就職活動となると一歩を踏み出せないケースも少なくない。一方で、グランドハンドリングなどを担う空港事業者からは人材不足の声が聞こえてくる。こうした双方をつなぐ場として、中部国際空港セントレアでは2022年から「セントレア空港事業者合同企業説明会」を開催しており、次回は2026年2月7日(土)に5回目の開催が予定されている。対象は新卒や第二新卒に加え、転職希望者にも広がっており、航空業界の仕事を知り、比較できる貴重な機会となりそうだ。

文:村田尚之 写真:村田尚之
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 求職者側の理解不足は、空港業務への第一歩を阻む要因のひとつだ。趣味的な視点でグランドハンドリングや機内食製造に興味を持っていても、どの企業がどのような事業を展開し、現場でどのような仕事が行なわれているのかを知る機会は限られている。また企業側にとっても、自社の特色や強みを直接伝えられる場は多くない。

 そのギャップを埋める取り組みとして始まったのが「セントレア空港事業者合同企業説明会」だ。航空を支える仕事に関心を持つ方にとって、各社の業務内容を知り、比較・検討できる場として定着しつつある。

 ここでは、実際にセントレアで働く方々へのインタビューを紹介する。スイスポートジャパン株式会社、中部スカイサポート株式会社、スカイポートサービス株式会社、株式会社エージーピー、名古屋エアケータリング株式会社といった多彩な事業者で活躍する皆さんに、空港の仕事へ踏み出したきっかけや、現場で感じていることを語ってもらった。転職者ならではの視点から、空港業務のリアルな姿が浮かび上がってくるはずだ。

スイスポートジャパン株式会社
【旅客業務、オペレーション業務、貨物業務、ランプ業務ほか】

GSEを運転する際にはさまざまな資格が必要となる。技術を要するプッシュバックは、資格に加えて知識や経験も欠かせない。

幅広い業務と飛行機愛を活かせる
憧れの空港でのキャリア

 「航空業界に進みたいという思いがあったので、高校、専門学校ともに航空系の学校に進学しました。最初の就職先は国内大手航空会社の系列企業で、成田空港に勤務していました。セントレアには開港時に前職のサポート業務で半年ほど勤務したのですが、その時から“いつかここで働きたい” と思っていました」と語るのは、ランプ業務で責任者を務める吉田さん。実家のある長野にも近いという地理的なメリットに加え、スイスポートジャパンに勤務していた知人の紹介もあり、2008年に転職を決意。加えて、スイスポートジャパンで働きたいと思う、決め手もあったという。

 「前職では担当できる業務に限りがありましたが、スイスポートジャパンでは搭降載やソーティング、プッシュバックなど、幅広い仕事を担当することができます。もちろん資格の取得も必要ですし、積極性や努力も欠かせませんが、さまざまなチャンスがあるのは大きな魅力です」

 また、教育体制や住環境が整っている点も働きやすさにつながっていると語る吉田さん。 飛行機好きならではの楽しさについても、こう続ける。

 「アントノフなどの貨物機やA380などの大型機、VIPチャーター機の対応などもありますので、飛行機が好きな方には本当に魅力的な職場だと思います」

吉田さんは前職でも航空貨物関連の作業に従事。ハイリフトローダーやトーイングトラクターの扱いも熟知している。
「担当した便が無事に出発したときは達成感があります。チームワークですからコミュニケーションを大事にしています」と吉田さん。
中部国際空港支店 ランプサービス課 吉田和将さん
1984年、長野県生まれ。航空専門学校を卒業後、国内航空会社の系列企業に入社。グランドハンドリング業務に従事。2008年、スイスポートジャパンに入社。休日はお子さんと一緒にセントレアで過ごすことも。

中部スカイサポート株式会社
【運航支援、貨物・手荷物搭降載、客室清掃、貨物の保管・管理ほか】

玉置さんは転職から1年と少々。トーイングトラクターのほか、搭降載やPBBなど、10以上の資格を取得した。

プッシュバックの景色に導かれて
未経験から空港現場の最前線へ

 物流大手である鈴与航空事業グループに属する中部スカイサポート(CSS)。同社はJALグループやFDAをはじめ、海外エアラインのグランドハンドリング業務を担うプロフェッショナル集団として知られている。

 「前職は保険の営業でしたが、それが本当に自分がやりたい仕事なのか? という思いがありました。転職を考えていた時にCSSの職場見学会に参加したのですが、プッシュバックの体験搭乗で見た景色が強く印象に残り、“この仕事に就きたい”と率直に思いました。一方で、飛行機に関する特別な知識はなかったので、不安もありました」

 そう語る玉置さんは、現在、トーイングトラクターの運転や貨物の搭降載などをおもに担当している。CSSの充実した教育体制や、先輩社員による丁寧なサポートのおかげで、安心して仕事に取り組めると続ける。

 「たとえば、貨物のロックひとつを忘れるだけでも大きな事故につながる可能性があるので、仕事に対しての責任も強く感じています。最初は手荷物も先輩のように効率良く積み込めず苦労しましたが、しっかり対応できるようになると達成感があります。まだ取得しなければならない資格も数多くありますが、新たな作業ができるようになると嬉しいですし、大きなやりがいを感じます」

CSSの業務では社内外あわせて約120の資格がある。ランプ業務で“一人前”とされるには20~30の取得が必要となる。
ランプに向かう際には無線機と個人用のタブレット端末を持参。当日の作業内容などをしっかりと確認する。
ハンドリング1部 ランプ2課 玉置頌悟さん
2000年、岐阜県生まれ。4年制大学経営学部を卒業後、保険代理店に就職、営業職として福岡、長崎に赴任。2024年に中部スカイサポートに転職、現在はランプ業務を担当。趣味は登山で、富士山登頂が目標。

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スカイポートサービス株式会社の小島さん、株式会社エージーピーの弓削さんにもお話をお伺いしました。