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ZIPAIRの成田=クアラルンプール線初便が出発。成長著しい市場への船出
ZIPAIRの成田=クアラルンプール線が就航。同日、成田空港で就航記念式典が開催された。
ZIPAIRは10月20日、成田=クアラルンプール線に就航した。初日からデイリー運航となる同路線。運航スケジュールは下記のとおりで、成田発クアラルンプール行きのZG61便と、復路のZG62便の就航となる。
クアラルンプール国際空港では、フルサービスキャリアの利用が多い第1ターミナルを使用する。
ZIPAIRの成田=クアラルンプール線の運航ダイヤ
ZG61便:成田(16時50分)発→クアラルンプール(23時40分)着
ZG62便:クアラルンプール(01時10分)発→成田(09時00分)着
式典では、ZIPAIR代表取締役社長の深田康裕氏があいさつ。クアラルンプール線が成長を続ける東南アジア市場のネットワークをさらに広げる重要な路線であると説明。マレーシアは製造業やデジタルサービス分野への投資が拡大しており、経済成長を牽引するクアラルンプールはASEANを代表するビジネスハブであると同時に、豊かな食文化や観光資源を持つ世界有数の観光都市であると語った。
また、日本とマレーシア間の往来は活発化しており、2025年のマレーシアからの訪日旅行者数は約63万人とコロナ前を大幅に上回る勢いで増加していることに触れ、企業進出に伴うビジネス需要や、充実した英語教育環境による留学、観光など、幅広い双方向の需要を見込んでいるとした。
さらに、2026年9月8日に累計搭乗者数が500万人を迎えたことにも言及し、ニューベーシックエアラインとして新たな移動の選択肢を提供していく姿勢を示した。
続いて、来賓からのあいさつが行なわれた。式典には千葉県 総合企画部長の三神 彰氏、成田空港圏自治体連絡協議会 会長の小泉一成氏、国土交通省 東京航空局 成田空港事務所 成田国際空港長の中村文俊氏、成田国際空港(NAA)代表取締役副社長の玉木康彦氏、マレーシア政府観光局日本局長のシャリザ・アブドゥル・アジズ氏が出席。
このうちマレーシア政府観光局のシャリザ・アブドゥル・アジズ局長は、日本とマレーシアの交流人口に触れ、2026年1月から8月までにマレーシアを訪れた日本人訪問者数が28万3,083人となり、前年から4%増加していることを紹介。新路線の就航により、さらに多くの日本人がマレーシアを訪れることへの期待を語ったほか、2026年と2027年がマレーシア観光年であること、2027年に外交関係樹立70周年を迎えることなどを挙げ、両国の交流促進を呼びかけた。
その後、主催者と来賓によるテープカットとフォトセッションが行なわれた。このフォトセッションには、成田市の「うなりくん」、成田国際空港の「クウタン」、マレーシア政府観光局の「ウィラ」と「マンジャ」のマスコット4体も一緒に参加した。
ちなみに深田社長は囲み取材のなかで、今後の路線網について、地政学的リスクを考慮しながら北米と東南アジアをバランスよく拡大していく方針を示した。成田を結節点とする立地の強みを活かし、東南アジアではインドネシアやベトナムなど未就航の国への拡大余地があると言及したほか、北米では先日発表したトロント就航を足がかりに東海岸を含めた路線展開を見据え、ボーイング787の航続性能を活かした環太平洋エリアを中心に拡大を維持していく考えを述べた。
東南アジアから北米への乗り継ぎ需要については、ロサンゼルスなどアメリカ西海岸に向けて、東南アジアから渡航する留学生やその家族の訪問需要などに伴う大きな流動が存在すると分析。成田を経由した三国間流動の取り込みに期待感を示し、クアラルンプール線の開設によってこの流動がさらに活発になるとの見通しを語った。
式典終了後、一行は第1ターミナルの16番搭乗口前へ移動。搭乗口前では深田社長による乗客に向けたあいさつが行なわれ、初便への搭乗に対する御礼が伝えられた。そして、搭乗客に記念品が配られた。
出発に際しては、ランプエリアに多くのZIPAIRスタッフが集まり、横断幕を持ったお見送りが行なわれた。日が短くなった季節で、夜の帳が下りようとするなか、ZG61便は16時56分にブロックアウト。149名(幼児1名含む)を乗せ、クアラルンプールへ出発していった。
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