ニュース

ANAケータリングサービス「第10回レシピコンテスト」洋食・製パン部門を開催!

皆さんはANAの機内食にどのようなイメージをお持ちだろうか? ANAケータリングサービスでは、さらに美味しい機内食を生み出し、同時に品質の向上を図るため、レシピコンテストを定期的に行なっている。今回は、ビジュアルも味わいも華やかな洋食と、柔らかい食感や見た目で楽しませてくれるパンをテーマに成田工場で実施された。

文:村田尚之 写真:村田尚之
X Facebook LINE
製パン部門と洋食部門の最優秀作品を提案した山内都子さん(左)と坂本浩一さん(右)。

美味しい機内食が生まれる背景。ANAケータリングサービスの情熱を垣間見た!

 2024年12月18日、ANAグループで機内食の製造や航空機への搭載を手掛けるANAケータリングサービスは『第10回レシピコンテスト』を同社成田工場で開催した。2014年からスタートしたこのコンテストは人材育成や技術向上を目的とするもので、約300名が働く調理部門を中心に、2,000名弱の全従業員に参加資格がある。また、優勝者のメニューは機内での提供メニューやラウンジメニューにも選ばれる予定で、従業員のモチベーション向上にも繋がっているという。

 コンテストは和食、洋食、製菓、製パン(ペストリー)の4部門で行なわれ、今回は洋食とペストリー部門のファイナリスト各6名の最終選考が実施された(和食・製菓部門は10月に開催済)。また各分野ともテーマが決められており、今年の洋食部門は『ファーストクラス向けの温かい魚料理』、製パン部門は『ブリオッシュ』となっている。応募期間は5月から7月までで、洋食で約40レシピ、製パンで約20レシピの応募があったという。

最終審査はANAケータリングサービス成田工場で実施。17名の審査員が内容や独創性、味覚、原価の各視点から評価を行なった。
洋食部門で最終選考を通過した6作品。手前は作品イメージに合わせた皿、奥は機内食用の皿に盛りつけた作品。
最終選考では考案者が審査員に作品の趣旨などを説明。調理に使用した器具を手に、こだわりを説明する考案者もいた。
審査では考案者への質問のほか、試食も行なわれた。写真は作品を試食するANAケータリングサービス西嶋直子 社長。

ANA調理部門の発想、技術の高さを改めて実感

 選考を通過したレシピを製作のうえ、ANAケータリングサービスの西嶋直子 代表取締役社長や役員、ANA商品企画部の石井智二 取締役執行役員など17名が試食と審査を行なった。最終選考に残った作品はいずれ劣らぬ力作揃いで、考案者が各々5分程度の持ち時間のなか、作品の詳細を説明、審査員からも質問やコメントが相次いだ。

 こうして今回の最優秀作品には、洋食部門が食堂事業課・坂本浩一さんの『スコットランド産サーモン、天使海老とホタテ貝のバロンティーヌ マスタード風味のエマルジョンソース』、製パン部門が羽田ペストリー部・山内都子さんの『塩バターブリオッシュ~あんとマスカルポーネをサンド~』が選ばれた。両作品は2026年度中に機内、またはラウンジでの提供が予定されている。

和やかな雰囲気の表彰式。西嶋社長は「今後も皆で研鑽を積んでいきましょう」とコンテストを締めくくった。
最優秀作品の考案者には賞状のほか、副賞としてお食事券が送られた。
洋食、製パン部門の最終選考を通過した参加者と審査員の皆さん。
皆さんはANAの機内食にどのようなイメージをお持ちだろうか? ANAケータリングサービスでは、さらに美味しい機内食を生み出し、同時に品質の向上を図るため、レシピコンテストを定期的に行なっている。今回は、ビジュアルも味わいも華やかな洋食と、柔らかい食感や見た目で楽しませてくれるパンをテーマに成田工場で実施された。

関連キーワードもチェック!