連載
どこまでが飛行機写真か ~ 芳岡 淳が撮ったこの一枚
文:芳岡 淳
写真:芳岡 淳

月刊エアラインをはじめ数々の媒体で活躍する航空写真家が撮った一枚の写真。それぞれに、さまざまな背景があります。本連載ではそうした写真に関する一言コメントとともに、フォトグラファー渾身の一枚を紹介していきます。
情景的な写真を撮影するとき、いったいどこまでが飛行機写真なのだろうかと考えるときがあります。
このカットも一見、橋がメインの被写体と思われても仕方がありません。
しかし、私自身の意図としては、あくまで主役は飛び去る747-8Fであり、撮影場所を意識させるべく海と港珠澳大橋香港連絡路を入れた背景があります。
「もっと機体を大きく切り取るべきだったのか」、それとも「これでも十分飛行機写真として成り立つのか」、正解のない自問自答が写真の奥深さとも感じるところですが、機体は小さくとも、「747」と一目で分かるシルエットだからこそこの構図に落ち着きました。
2026年1月 香港国際空港

芳岡 淳
1994年生まれ。神奈川県横浜市出身。 小学生の頃、北海道への家族旅行で747-400Dに搭乗したことで旅客機撮影が趣味に。2015年からは積極的に海外へ遠征し、世界中で747-400を中心に旅客機や貨物機を追いかける撮影スタイルを展開。
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