連載

最後の冬 ~ 芳岡 淳が撮ったこの一枚

文:芳岡 淳 写真:芳岡 淳
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月刊エアラインをはじめ数々の媒体で活躍する航空写真家が撮った一枚の写真。それぞれに、さまざまな背景があります。本連載ではそうした写真に関する一言コメントとともに、フォトグラファー渾身の一枚を紹介していきます。

 この冬、何としても納得のいくカットを撮影したいと思ったのが、アシアナ航空747-400の新千歳線投入。最後の1機となったHL7428と雪景色が絡めることのできる機会が再び訪れることは夢にも思わず、チャンスがあればできる限り足を運びたいと思う次第でした。
 今回ご紹介しているのは1月28日撮影の1枚。1月13日以来の撮影となりましたが、今回は747-400の中でも特にかっこいいと思える斜め前のアングルに注力。わずか50mmの焦点距離に収まる747-400までの距離感は、ファインダー越しに見ても鳥肌の立つ瞬間です。2024年になってもこの姿が見られることに有難さを感じます。

芳岡 淳

芳岡 淳

1994年生まれ。神奈川県横浜市出身。 小学生の頃、北海道への家族旅行で747-400Dに搭乗したことで旅客機撮影が趣味に。2015年からは積極的に海外へ遠征し、世界中で747-400を中心に旅客機や貨物機を追いかける撮影スタイルを展開。

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