連載
鹿児島の夏 ~ 深澤 明が撮ったこの一枚
文:深澤 明
写真:深澤 明
月刊エアラインをはじめ数々の媒体で活躍する航空写真家が撮った一枚の写真。それぞれに、さまざまな背景があります。本連載ではそうした写真に関する一言コメントとともに、フォトグラファー渾身の一枚を紹介していきます。
「鹿児島の夏」
鹿児島の夏を撮影仲間と過ごすのが
習慣化してきた
同窓会のような
社員旅行のような
深澤がヒコーキ写真のプロフェッショナルになることを夢みて
最も撮り込んでいたのがこの鹿児島空港だ
そんな鹿児島空港で
仲間と撮影できるのは
幸せな気持ちだ
まだまだ若かりし頃
毎日毎日
雨の日も風の日も
桜島の火山灰が降る日も
もちろん見事に晴れ渡ったソラの日も
ネガフィルムで
その後はポジフィルムで
ガンガン撮っていた
本当に下手くそで
なかなか離陸ショットなどをビシッと撮ることが
できなかった
それでも、ヒコーキが好きで
いつも見ていたくて
撮り続けた
今でも撮り続けていられると思うと
何も変わっていないような
大きく変わったような
まあ、どちらでもいい
元気にヒコーキに向き合えていることが
できているのだから
幸せだ
深澤 明
本当は寡黙な航空写真家。秀才ではない、天才である。それに恐ろしいほどに、運がいい。
月刊エアライン/航空写真家・深澤明が写し出す旅客機の世界
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●A1サイズ(横841mm × 縦594mm)光沢紙版:8,650円
●A2サイズ(横594mm × 縦420mm)光沢紙版:6,800円
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