燃油高騰の最適解!「サーチャージ不要(ゼロ)」で海外へ飛び立つ賢いフライト術
前回の記事でもお伝えした通り、高止まりが続き、イラン情勢によっては今後の値上げも必至な「燃油サーチャージ」。
航空券代に数万円〜十数万円が上乗せされる現実に、せっかくの海外旅行への熱が冷めてしまいそうになる方も多いのではないでしょうか。
しかし、諦めるのはまだ早いです!実は、エアラインや予約の仕組みを少し工夫するだけで、この燃油サーチャージを「無料(ゼロ)」にする方法があります。
今回は、燃油高騰時代をスマートに乗り切るための実用的なフライト術をご紹介しましょう。
サーチャージを徴収していないエアラインを選ぶ
まず、注目したいのは燃油サーチャージを一切徴収しない(運賃に含まれる)エアラインです。その代表格として挙げられるのがJALグループの「ZIPAIR」でしょう。予約の最終画面で「税金とサーチャージで一気に値段が跳ね上がった!」というショックを受けることなく、表示された運賃+空港税などのみでシンプルに購入可能です。
ZIPAIRはホノルル、ロサンゼルス、サンフランシスコといった北米路線や、シンガポールなどのアジア主要都市に就航しており、フルフラットシートを導入している点も魅力。長距離路線になるほど、サーチャージ不要の恩恵は絶大です。
LCCではなく、機内食や預け荷物が含まれた従来のフルサービスキャリア(FSC)に乗りたいという方は、「元から燃油サーチャージを設定していないエアライン」を選ぶのが正解です。
代表的なのは、世界トップクラスのサービスを誇るシンガポール航空。同社は数年前に燃油サーチャージを廃止し、航空券の基本運賃に組み込む方式を採用しました。また、ニュージーランド航空、カンタス航空、ジェットスター、カタール航空などもサーチャージを個別に徴収していません。
渡航先への直行便だけでなく、こうしたエアラインを経由して目的地へ向かうルートも検討に値します。
マイレージの裏技!「外資系プログラム」で特典航空券を発券する
マイルを使って特典航空券を発券する場合、日系のマイレージプログラム(JALマイレージバンクやANAマイレージクラブ)では、自社便・提携便に関わらず原則として燃油サーチャージが別途請求されます。しかし、外資系のマイレージプログラムを活用すると、これがゼロになるケースがあります。
有名なのは、ユナイテッド航空の「マイレージプラス」や、アメリカン航空の「AAdvantage」、エアカナダの「アエロプラン」などで、これらのプログラムでは、特典航空券の発券時に燃油サーチャージを徴収しないというルールになっています。
たとえば、ユナイテッド航空のマイルを使ってANAの国際線特典航空券を発券すれば、乗る飛行機はANAであっても、燃油サーチャージはかかりません。日頃からクレジットカードのポイントなどを外資系マイルに移行できるように設定しておくと、いざという時の強力な武器になります。
「燃油サーチャージが高いから海外は無理!」と決めつけてしまう前に、少し視点を変えてみるだけで、予算内に収まるルートやエアラインが見つかるかもしれません。
お得な航空券やマイレージプログラムの最新事情については、現在発売中の『航空旅行 2026 SPRING(vol.52)』でも、トラベルジャーナリストの橋賀秀紀さんに「いま買うべき航空券ベスト15」、「マイレージ特典航空券 狙い目を完全攻略」という2本の記事をご寄稿いただいています。こちらもぜひ参考にしていただき、工夫そのものを旅の一部として楽しみながら、今年の夏も素晴らしい空の旅を叶えてみていただければと思います。
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