飛行機は重すぎたら飛べないが、バランスも大切だ。もし重心が前すぎたならば、こうして機首を上げることもできないだろう。
小型機では、乗客一人ひとりの体重も重要になる。体重計に乗せる場合もあるが、遊覧飛行などでは体系などから推定するのが無難だ。
重心の位置は空力平均翼弦の前から何%かで表す。A320の場合、空力平均翼弦は、だいたいエンジンの付け根あたりとなる。
航空会社には専門のロードプランナーがおり、W&Bの規定を満たすように搭載計画をたて、重心位置を計算している。
旅客機では貨物の位置を調整することでバランスを取る。それでも十分でなければ錘を使ったり乗客の席を制限することもある。
搭載燃料や貨物、乗客の数と着席位置が決まったら、確定した重心位置がACARS(データリング)などでパイロットに伝えられる。
重心位置が決まったならば、パイロットはそれに応じて角度に水平尾翼(水平安定板)をセットしたうえで離陸する。
TOP連載一覧重量・バランスが適正でなければ飛行機は安定しない~ 連載【月刊エアライン副読本】