福岡空港、商業・ホテル・バスターミナル機能を有する11階建て複合施設の整備に着手

　福岡国際空港株式会社（FIAC）は、4月に国内線ターミナルビルと一体となった商業・ホテル・バスターミナル機能を有する複合施設（11階建て）の整備に着手する。グランドオープンは2027年夏を予定している。

　複合施設新設により現在の国内線ターミナルビルとあわせて航空機に乗らない方も利用できる保安検査場通過前エリアの店舗数は約270店舗と国内空港最大級となる。

〈商業施設〉
　就航先のアジア各国の食文化を体験できる日本最大のアジアンフードフロアや、福岡・九州の定番土産や特産品などをその場で味わえる食べ歩きグルメゾーン、日本文化であるキャラクター雑貨の集積など、世代・国籍を問わず多くの方が楽しめるコンテンツを取り揃える。また、地域の方々や空港従業員の日々のニーズにも対応する物販店舗やサービス店舗もラインナップされる。

〈ホテル〉
　5階から11階に空港直結型ホテルとなる「ソラリア西鉄ホテル福岡エアポート」が出店。総客室数165室のうち上層階は滑走路や航空機が望め、空港ならではの景色を楽しめるほか、サウナ付き大浴場やフィットネスを併設するなど幅広いニーズに対応。

〈アクセス環境整備〉
　1階には高速バスや近距離路線バスの拠点となるバスターミナル機能を設ける。さらに、2階には国内線・国際線を結ぶ連絡バスの乗降場を設けるほか、全面専用道化を行いターミナル間の移動時間を短縮する。