Vスピードには固定されたものもあるが、V1やVR、V2はフライトのたびに変わる。そのため事前に機体重量や滑走路の情報などをEFBなどで計算する。
V1を超えたら、たとえエンジンが故障しても離陸を継続する。誤ってスラストレバーを引き戻すことがないよう両手で操縦かんを持って機首を上げる。
離陸前にオートブレーキをRTO（離陸中止）にセットしておくと、スラストレバーを引き戻すと同時に自動的に車輪ブレーキがフルに作動する。
主翼にあるスポイラー（スピードブレーキ）も閉じた状態からレバーを引き上げてアームドにセットすると、離陸中止操作と同時に自動的に全開となる。
離陸を中止する場合はスラストレバーを引き戻すと、自動的に車輪ブレーキとエアブレーキが作動する。スラストリバーサーは状況によって使用する。
エンジンがひとつ故障しても離陸を継続する場合、滑走路の末端で高度35ft、速度V2に達する必要がある。画像は通常離陸だが、高度35ftはこのくらいの高さだ。
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