二重フェンスのため写真撮影には適さないが、東京モノレール新整備場駅付近は、誘導路中心線まで約60mという至近距離でタキシング中の飛行機を見ることができる。
進入コースの下で聞く787の騒音のうち、エンジンに起因するものは約24%にすぎない。残り約4分の3はランディングギアやフラップなどの空力的な騒音(風切り音)だ。
スラットは内側のくぼんだ部分が大きな騒音の原因のひとつとなっている。ここを成形すると静かになるが、そのままでは翼本体の前縁とぴったり合わなくなってしまう。
フラップも大きな騒音源のひとつだ。とりわけフラップの端に発生する渦(画像では白い雲として見える)を弱める研究もさまざまになされている。
JAXAもコンピューターや風洞を使った試験のほか、フライングテストベッド「飛翔」を使っての実機試験などを行って空力的な騒音の低減を研究している。
747クラシックのトリプル+ダブルスロッテッドフラップは、747-8ではダブル+シングルスロッテッドフラップに段数を減らして簡素化した。騒音も低くなっているはずだ。
新千歳ターミナルから見た離陸機。推力(エンジン騒音)はが大きいが、早くもランディングギアは格納され、フラップも浅く、上昇角も大きいので空力的騒音は小さい。
TOP連載一覧着陸進入時の騒音は、ランディングギアなどによる「空力騒音」が主要因~ 連載【月刊エアライン副読本】