連載
初訪の地「イタリア」へ ~ 芳岡 淳が撮ったこの一枚
月刊エアラインをはじめ数々の媒体で活躍する航空写真家が撮った一枚の写真。それぞれに、さまざまな背景があります。本連載ではそうした写真に関する一言コメントとともに、フォトグラファー渾身の一枚を紹介していきます。
ANAの羽田=ミラノ線取材のため、一路イタリアへ。
欧州への渡航経験は多いのですが、イタリアを訪れるのは人生で初めてのことでした。
これまで未踏であった国の空港で撮影することは楽しいもので、ミラノ最大の空港であるマルペンサ空港はもちろん、今回は少し郊外に位置し、ライアンエアーなどLCCが発着便の中心となっているベルガモ・オーリオ・アル・セーリオ空港へと向かいました。
冬場の時期の撮影環境はマルペンサ、リナーテ、ベルガモと3空港ある中でも最高峰です。
背景にはベルガモの美しい街並みと、アルプスの山々まで見られる、理想的な情景が広がっていました。
芳岡 淳
1994年生まれ。神奈川県横浜市出身。 小学生の頃、北海道への家族旅行で747-400Dに搭乗したことで旅客機撮影が趣味に。2015年からは積極的に海外へ遠征し、世界中で747-400を中心に旅客機や貨物機を追いかける撮影スタイルを展開。
FOREVER BOEING747-400(イカロスカレンダー2025)
ジャンボジェット機の完成系として登場し、ヒコーキファンの間でも極めて人気の高いボーイング747-400、通称ダッシュ400。高いレベルの環境性能や経済性が求められる時代のなかで経年機となったダッシュ400は退役が進み、2024年3月には主要エアラインで残っていた数少ないオペレーターだった韓国のアシアナ航空でも運航を終了。本当に乗ることが難しい機体となったダッシュ400に1年にわたって寄り添えるカレンダー。
写真:芳岡 淳
発売日:2024年10月2日(水)
仕様:月めくり/壁掛け/縦30cm×横38cm
価格:1,870円
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