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アンタルヤ空港RWY18Cに着陸するウクライナのスカイライン・エクスプレス・エアラインズ(Skyline Express Airlines)のボーイング757-300。会社はもちろん、その細い胴体から「空飛ぶ鉛筆」と揶揄される757-300も今や貴重な機体ですよね。ちなみにベースカラーは、以前この機体を運航していたコンドル航空のもの。
ターミナル1の外に出ると、大屋根の下にツアー会社のカウンターがズラ〜と並ぶ「ザ・リゾート」な光景。24時間ひっきりなしにフライトがあるため、空港は夜でも活気にあふれています。
ターミナル1内、国内線エリアの様子です。国際線エリアから続く広い空間に、ターキッシュ エアラインズやペガサス航空、サンエクスプレスなどのカウンターが並びます。
初めて聞くようなエアラインが多いアンタルヤ。写真のエア・アンカ(Air Anka)は2023年から旅客便を運航開始したばかりのトルコのホリデーエアライン。A330-300×1機とA330-200×2機を使い、主にドイツとトルコのリゾート地を結んでいます。
アンタルヤのトラフィックで大きな部分を占めるのは、トルコのLCCであるペガサス航空と、ターキッシュ エアラインズとルフトハンザドイツ航空が共同出資する写真のサンエクスプレス。同社の機体はドイツなどでもよく見られますが、ここアンタルヤならフリートを一網打尽にできます。写真はサッカー元日本代表の長谷部誠選手が長年プレーしたチーム「アイントラハト・フランクフルト」の特別塗装機。
写真のマヴィ・ギョク・エアラインズ(Mavi Gök Airlines)もアンタルヤに拠点を置く会社。白ベースやハイブリッド機など塗装のバリエーションが多すぎて、同じ塗装の機体は2つとないんじゃないかというほどですが、通常塗装は写真のカラーリングです。たぶん…。
こちらもアンタルヤを拠点とするサウスウィンド航空(Southwind Airlines)。2022年に運航を開始し、今年夏にはイギリス路線にも進出を予定していたものの、EU当局が「事実上ロシアの航空会社」と認定。夏のハイシーズンを目前にした2024年3月、EUへの乗り入れが禁止されてしまいました。
夏のアンタルヤは最高気温35度にも達するなど暑さが厳しく、また公共交通機関ではアクセスできないポイントがほとんど。レンタカーがあれば撮影の合間も人目を避けて過ごせるため、安心です。なお、写真は次ページの地図にある「ゴミ捨て場」ポイントですが、この時は15人のグループで訪れたために多くの人が写っているだけで、普段はこんなに撮影者はいません。
アンタルヤにやって来るのはヨーロッパの人だけではなく、中東や北アフリカからもバカンス客を乗せた機体が。写真はヨルダン・アビエーションの737…なんと-300!
今回の訪問は4日間とも基本的に同じパターンで行動。朝7時30分にテニスコートポイントでスタート→(11時前にRWY18運用になった場合は歩道橋ポイント・午前へ移動)→11時〜15時までホテルで休憩→日没の19時ごろまでゴミ捨て場ポイントで撮影(ゴミを燃やす煙が立ちこめた場合は歩道橋ポイント・午後へ避難)→モール・オブ・アンタルヤで夕食、という形でした。
アエロフロート・ロシア航空の機体は写真の737-800のほか、日本線にも投入していた777-300ERやA350-900なども飛来しましたが、登録記号は全てロシア籍の「RA-」で始まるものに変更されています。スカイチームの資格は停止中…でも特別塗装はそのままのようです。
ロシア勢の乗り入れ機材の中で最も多いのが、スホーイ・スーパージェット100です。写真はレッドウィングスが運航する機体ですが、「Special Series」と題された、まるでメーカーの試験機のようなカッコいい塗装が施されています。
お金持ちもアンタルヤでバカンス。プライベートジェットもちょこちょこやって来ます。
「え、せっかくアンタルヤまで行ったのにヒコーキを撮っただけ?」と言われないように…ちゃんと街に繰り出したという証拠写真も貼っておきます(笑)。3日目の夕食では地中海の夕日を目の前に、さまざまな種類のケバブをラク(写真右下)と一緒に堪能。ラクは見た目こそカルピスサワーのようですが、結構強めのお酒なので飲み過ぎ注意です!
次の目的地であるイスタンブールへの移動前には、国内線ターミナルの制限エリア内からも少し撮影しました。写真はスウェーデンのブラーテンズ・リージョナル・エアラインズ(Braathens Regional Airlines)傘下のブラーテンズ・インターナショナル・エアウェイズが運航するA319。同国や北欧以外ではなかなか見られない会社です。
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ヨーロッパの珍しい飛行機が続々やって来る! トルコ南部のリゾート、アンタルヤ空港へ