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JAL、羽田空港の国内線新ラウンジを10月8日オープン、ラウンジ内各エリアを紹介

JALが羽田空港第1ターミナル北ウイングの国内線ラウンジおよび専用保安検査場をリニューアルオープンする。多様化する利用者のニーズに応えたさまざまなエリアを設ける新ラウンジを見た。

文:多和田新也(編集部) 写真:多和田新也(編集部)
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JALが羽田空港第1ターミナル北ウイングのラウンジをリニューアル。

 JALは、羽田空港第1ターミナル北ウイングの国内線ラウンジおよび専用保安検査場を10月8日にリニューアルオープンする。

 全体コンセプトは「New Angles, New Stories~日本ともう一度出会う」で、日常のなかで見過ごしていた日本の価値を旅のなかで再発見し、心に響く出会いと体験を届けることを目指している。

 今回の北ウイング関連施設のリニューアル完了に続き、今後は南ウイングの改修工事に進み、2027年初夏(6月)にリニューアルを完了する予定だ。

 7月24日に先行オープンした専用カウンターには自動手荷物預け機(SBD)を導入し、対面カウンターとセルフ手続きの選択肢を設けることで手続きの待ち時間を短縮。今回オープンする専用保安検査場にはスマートレーンを導入し、PCや液体物を取り出すことなく手荷物検査が可能となり、スピーディに通過できるようになる。

羽田空港第1ターミナル北ウイングは、ファーストクラス専用チェックインカウンターが7月24日に先行オープンしたのに続き、10月8日に保安検査場もオープン。そこから新ラウンジへと結ばれている。
リニューアルするファーストクラスラウンジとサクララウンジの受付カウンター。
JALファーストクラスラウンジとサクララウンジの受付カウンターとラウンジスタッフ。

座席数1.4倍、Web会議のニーズにも応えたファーストクラスラウンジ

羽田空港第1ターミナル北ウイングのファーストクラスラウンジ。

 今回のリニューアルに伴い、旧ダイヤモンド・プレミアラウンジは「ファーストクラスラウンジ」へと名称を変更した。名称変更の理由について、カスタマーエクスペリエンス本部の崎原淳子 副本部長は、「国際線とのブランド統一」のほか、2027年度以降に導入される新機材(ボーイング737-8)にファーストクラスが導入されるなど、「国内線のファーストクラスが拡大することから、分かりやすさも考慮した」という2点を理由に挙げている。

 ラウンジのコンセプトは「伝統美×パーソナライズ」であり、訪れること自体が目的となるラウンジを目指したものとなった。座席数を従来比約1.4倍に増加させている。

受付に展示されたボーイング737-8のモデルプレーン。国内線ファーストクラス搭載機材の拡大を見据えてラウンジの名称も変更された。
ファーストクラスラウンジの入口。

 ラウンジ内は「ダイニングエリア」、「リラクシングエリア」、「ワーキングエリア」と用途によってゾーニングされている。

 ダイニングエリアは、アイランドカウンターを中心とした開放的な空間となっている。食事は時間帯によって変化し、朝から昼は特製カレーパンや巻き寿司などの提供、午後のティータイムにはケーキやスコーン、夜帯にはアルコール飲料との相性も考慮した惣菜などを提供する。

 リラクシングエリアは、マッサージチェアや身体を深く包み込むソファを配置し、プライベート空間を確保。半個室空間は、日本らしい「すだれ」を使ったシェードを用意。個室感を高める一方で、外部からは中に人がいることを認識できるという利点があるという。

 ワーキングエリアは、オープンなデスクスペースを備え、多様な過ごし方に対応する。大きなテーブル席ではアートワークなどを配置することで、向かいの人と目が合いにくいよう設計されている。また、特にコロナ禍以降、Web会議へのニーズが高まったことから、Web会議に対応した完全個室のブースや半個室などを充実させたとしている。

 地域の魅力を発信するポップアップとしてサントリーのクラフトジン「ROKU」や和菓子も提供。アートギャラリーでは、甲斐みのり氏監修のもと日本各地の銘菓の包装紙や、漆芸を用いたオブジェなどのアート作品を配置。JALの歴史を伝えるアイテムとして、JALの5代目制服の帽子なども展示されている。

コの字型のアイランドカウンターに並ぶ食事。朝(写真左上)、昼(左下)、夜(右下)と時間帯に応じて食事メニューが変更される。
写真上/アイランドカウンター内型のアートワーク作品。期間限定メニューなどを置くコーナーにもなる。写真下段/ドリンクコーナー。
ダイニングエリア。
リラクシングエリア。
ワーキングエリア。

機能美を追求したサクララウンジ、キッズルームも新設

羽田空港第1ターミナル北ウイングのサクララウンジ。

 サクララウンジは「機能美×再生美」をコンセプトとし、“すべての人に心地よさを提供するミニマルラグジュアリーラウンジ”として生まれ変わった。ファーストクラス同様に「ダイニングエリア」、「リラクシングエリア」、「ワーキングエリア」に分けて多様な過ごし方に対応する。

 ダイニングエリアには曲線のソファやビバレッジカウンターを配置。ゆっくり滞在したい人から、“クイック”に済ませたい人まで、過ごし方に合わせたさまざまなチェアを組み合わせている。

 アップサイクルに使われる素材なども展示した、リラクシングエリアは、12か所の半個室ブースと、4か所のマッサージチェアブースを用意。半個室ブースは機内の読書灯をモチーフとした照明を採用。

 サクララウンジでは、このアップサイクルが一つのテーマになっており、航空機の窓やシート生地などの廃材をアップサイクルした家具や内装材を取り入れている。担当者も「ぜひ見つけてほしい」と、一つの楽しみになれば、との思いを語っている。

サクララウンジの入口
ダイニングエリア
ドリンクコーナー。新たにサクララウンジ限定の「飲むおだし」を提供する(写真右)。
リラクシングエリア。
リラクシングエリアには、サクララウンジのアートワークのテーマでもあるアップサイクルに使われる素材などを展示している。

 ワーキングエリアは、仕事をさっと済ませて搭乗口へすぐに向かう人のニーズに合わせて出口に隣接。半個室ワーキングブースや電話ブースも設けている。

 サクララウンジにはキッズエリアが新設されたことも特筆される。ボーネルンドの設計プロデュースによるもので、飛行機搭乗前に子供たちにアクティブに遊んでもらえる遊具などを揃えている。

 また、親が見守れるようルーム内にソファやカウンター席を設けているほか、ヘラルボニーが契約する作家のアート作品を展示したアート空間「ART CANVAS」が隣接。ボーイング787の窓を再利用した席から、キッズルームで子供たちが遊ぶ姿を見守れるようになっている。

ワーキングエリア。搭乗口への出口に隣接する。
写真上段/新設された、ボーネルンド監修のキッズルーム。写真下段/ヘラルボニー契約作家のアート作品が飾られたエリア。ボーイング787の窓からキッズルームを見守れる。この窓はシェードで覆うこともできるようになっている。

 このほか、両ラウンジの共用施設として、スマートフォンで利用申し込みから呼び出し通知、QRコードによる入室までを行なえるシステムを導入したシャワールーム、おむつ替え台、調乳用温水器、洗面設備を完備した個室型の授乳室を新設した。

ファースト/サクラ両ラウンジ共用のエリアにある、授乳室(左)とシャワールーム(右)。シャワールームはカウンターでの申し込みなどは必要なく、予約から利用までがスマホで完結する。
ファーストクラスラウンジの眺め。

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