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ANA、高い安全性と細かな操作性を両立したグラハン専用グローブを導入
ANAとウィードは、グランドハンドリング従事者の手を守る専用グローブ「ZIZAI ZI-572」を共同開発し、9月1日より一斉導入した。従来の綿軍手や既製品では困難であった高い安全性と細かな操作性の両立を実現し、現場の作業環境やワークフローの改善をサポートする。
ANAとウィード、高い安全性と細かな操作性を両立したグランドハンドリング専用グローブ「ZIZAI ZI-572」を共同開発し、9月1日よりANAグループのグランドハンドリング従事者を対象に一斉導入を開始した。ANAグループが現場で培ってきた業務のノウハウと、ウィードのゼロベースの開発力を掛け合わせ、現場のパフォーマンスを最大化する専用ギアとして設計されている。
1トンを超えるコンテナなど重量物を扱う力と、精密な操作を行なう繊細さが同時に求められる航空グランドハンドリングの現場において、長年「軍手」が使用されてきた背景がある。安全管理の観点から指先の挟み込みや切創リスクへの対策として市場の耐衝撃手袋も検討されたが、防御力に優れる反面、厚みや硬さがあり、現場が求める繊細な操作性とは乖離があった。
さらに、業務のデジタル化に伴いタブレット端末が導入されるなかで、手袋を装着したままスムーズに操作できる製品への新しいニーズが生まれていた。従来の綿軍手や既製品の耐衝撃手袋では保護に関する高い安全性とタブレット入力などの細かな操作性を両立できず、他のメーカーに相談しても既製品の提案にとどまるという課題が存在していた。
こうした課題に対し、ウィードは真夏の駐機場(ランプ)で1トンを超えるコンテナをチームで搬送する動作を観察し、現地現物のゼロベースで開発を進めた。「機能の足し算」ではなく「最適配置」の設計思想のもと、全面的な厚手のパッドを排除し、リスクの高い「指」部分にのみ衝撃緩衝材をピンポイントで配置している。ベース生地には18ゲージの薄手繊維構成を採用し、安全性を高めるとともに素手のような繊細な指先感覚を両立した。
指先には米国規格「ANSI/ISEA 138」に準拠した衝撃保護プロテクションを装備し、負傷しやすい指先を守る構造を採用している。欧州規格「EN388」で定められた耐切創レベルCを取得しており、機材やコンテナによる切れにくさを備え、怪我のリスクを低減している。
手首部分には理学療法士監修によるサポート機能を持つリストベルトを装備し、重量物のハンドリングによる手首への負担軽減や腱鞘炎リスクの低減を図るとともに、雨天時のズレ防止にも機能する。
操作性では、特殊なコーティング技術により、5本指すべてでスムーズなタッチパネル画面の操作を可能に。デザイン面でも、手の甲にANAロゴとともに個人の名前を記名できる仕様を採用し、単なる消耗品であった手袋が、個人の名前を記してプロフェッショナルとしての誇りを持って使用される「専用ギア」へと昇華させている。
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