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ブータンのドゥルックエアー、A320neoとA321XLR発注の覚書

エアバスとドゥルックエアーがA321XLRなどの発注について覚書(MoU)を締結。国際線ネットワークの拡大に向けたものだ。

文:本誌編集部
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 エアバスは7月22日、ブータン王国の国営航空会社で、国営持株会社ドゥルック・ホールディング・アンド・インベストメント・リミテッド(DHI)の完全子会社であるドゥルックエアー – ロイヤル・ブータン・エアラインズが、国際線ネットワークの拡大に向けて、A320neoを3機とA321XLRを2機発注する覚書(MoU)を締結したことを発表した。

 新たに導入する航空機は2030年に引き渡しが開始される予定だ。パロに本社を構えるドゥルックエアーは、南アジア地域の5か国を含む国際線10路線、国内の3都市に就航している。今回購入の意向を示した機体は、パロ国際空港と、ブータンの将来的な経済拠点となることが想定されているゲレフ・マインドフルネス・シティ(GMC)の新空港から、ヨーロッパ、東南アジア、オーストラリアの路線を拡大する計画で導入するものとなる。

 ブータン王国のジグミ・ケサル・ナムギャル・ワンチュク国王の構想に基づき、ブータン南部に建設されるGMCは、王国の新たな経済の中心地として開発される。ドゥルックエアーは、国営航空会社として、増大する輸送量と物流のニーズに効率的かつ確実に対応することで、GMCとブータンの繁栄に重要な役割を果たすとしている。

エアバスとドゥルックエアーがA321XLRなどの発注について覚書(MoU)を締結。国際線ネットワークの拡大に向けたものだ。

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