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4年8か月ぶりに結ばれた東京と済州島。大韓航空が成田=済州線の運航を再開

2019年より運休していた大韓航空の成田=済州線が、7月19日より再開。その初便では記念セレモニーが開催され、乗客に記念品がプレゼントされた。

文:村田尚之 写真:村田尚之
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成田=済州線の再開初便を担当した大韓航空の運航乗務員とキャビンクルー、そして李 碩雨(イ・ソグ)日本地域本部長(右から4人目)。
成田=済州線の再開初便を担当した大韓航空の運航乗務員とキャビンクルー、そして李 碩雨(イ・ソグ)日本地域本部長(右から4人目)。

90%を超える搭乗率で好調な滑り出し

 大韓航空は7月19日、2019年11月から運休していた成田=済州線の運航を再開した。

 実に4年8カ月ぶりの運航となった初日。済州発のKE2125便には169名と幼児1名、成田発のKE2126便には160名が搭乗。運航機材は2クラス173席仕様のボーイング737-900ERで、往復とも90%を超える搭乗率と順調な滑り出しとなった。

 成田空港第1ターミナルの22番ゲート前では、再開初便の出発前にセレモニーを開催。大韓航空の李 碩雨(イ・ソグ)日本地域本部長は「大韓航空の日本=韓国間のフライトは、ソウルと釜山便についてはコロナ前の状態にほぼ戻っています。第3の目的地として、東京から済州島への直行便再開は大きな意味があります」と挨拶した。また、同路線は8月も約90%の予約が入っていると述べ、利用者への感謝とともに、「今後もより良いフライトを提供できるよう努力したい」と続けた。

 来賓として挨拶した済州特別自治道 東京観光広報事務所の大貫 茜所長は「エメラルドグリーンの海や溶岩洞窟など、大自然に溢れる地域です。お洒落なカフェもたくさんあるなど、グルメも楽しめます」と済州島の魅力を語った。

大韓航空の李 碩雨(イ・ソグ)日本地域本部長は「済州島は海も山も楽しめて、美味しい物がたくさんあります。私も好きな場所です」と語った。
大韓航空の李 碩雨(イ・ソグ)日本地域本部長は「済州島は海も山も楽しめて、美味しい物がたくさんあります。私も好きな場所です」と語った。

再開初便の搭乗客には記念品をプレゼント

 成田発の再開初便、KE2126便は16時10分ごろに搭乗を開始。ゲートでは大韓航空スタッフにより、記念品としてオリジナルの付箋と済州島の観光ガイドブックが利用者に手渡された。当日の運航機材である737-900ER(登録記号HL8248)は16時41分にスポットアウト、RWY16Rから離陸して済州島へと向かった。

 大韓航空の成田=済州線は2002年4月19日に週4便で定期便が就航し、2006年3月26日から毎日運航に。その後は週6便での運航となっていたが、2019年11月2日をもって運休していた。

 2024年の夏スケジュールにおいて、大韓航空は今回再開した成田=済州線に加え、東京から成田=ソウル(仁川)線、成田=釜山線、羽田=ソウル(仁川/金浦)線を運航。さらに関西や名古屋、福岡などを合わせた日本国内12空港に就航している。

【成田=済州線 運航スケジュール】
3往復/週(水・金・日)
KE2126:成田16時35分発→済州19時25分着
KE2125:済州13時05分発→成田15時35分着
※ボーイング737-900ER(2クラス173席)で運航

KE2125/2126便の運航機材はボーイング737-900ER。ビジネスクラス8席、エコノミークラス165席の2クラス仕様で、アジア圏の国際線ほか、韓国国内線でも活躍している。
KE2125/2126便の運航機材はボーイング737-900ER。ビジネスクラス8席、エコノミークラス165席の2クラス仕様で、アジア圏の国際線ほか、韓国国内線でも活躍している。
KE2126便の利用者にはガイドブックと“KOREAN AIR”のロゴ入り付箋セットが記念品として配られた。付箋はノートタイプでボールペンも付いている。
KE2126便の利用者にはガイドブックと“KOREAN AIR”のロゴ入り付箋セットが記念品として配られた。付箋はノートタイプでボールペンも付いている。
2019年より運休していた大韓航空の成田=済州線が、7月19日より再開。その初便では記念セレモニーが開催され、乗客に記念品がプレゼントされた。

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