特集/本誌より

【この夏の外国エアライン搭乗記④】カタール航空QR807便/成田発、ドーハ行き

●搭乗機材:ボーイング777-300ER(A7-BEX)
●搭乗クラス:ビジネスクラス(Qスイート)

2024年の夏、月刊エアラインのカメラマンや執筆陣たちは外国エアラインでどこへ飛んだのか。第4弾は姉妹誌「航空旅行」の本城編集長よるカタール航空「Qスイート」の旅。ビジネスクラスのプロダクトではあるが、そのクオリティはファーストクラスに限りなく迫る!

文:本城善也(「航空旅行」編集長)
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扉付き個室タイプの「Qスイート」はベッドも快適。持ち帰りができるパジャマも無料で提供されます。

ファーストクラスのようなビジネスクラスを堪能

 「航空旅行」編集長の本城と申します。
 「月刊エアライン9月号」と同日発売の「航空旅行2024 FIRST HALF(上半期)」号の取材のため、6月上旬、カタール航空のビジネスクラス「Qスイート」で成田からドーハへ飛びました。
 「Qスイート」への搭乗は初めてではなく、過去に何度かあるのですが、いつも乗る前から楽しみすぎる気持ちが抑えきれません。きっと誰しもが「乗れるものなら一度は乗ってみたい」とファーストクラスのフライトに憧れると思うのですが、「Qスイート」はビジネスクラスでありながら、シートなどのハード面だけでなく、機内食や客室乗務員の対応などサービスの内容もファーストクラスそのものなのです。
 まずはシート。「Qスイート」は通路との間に扉を設ける個室タイプです。扉を閉めると周囲の様子はほとんど気にならなくなります。「Qスイート」が素晴らしいのは、同行者の人数に応じてシートのスタイルを変化させられることで、正面の個人用モニターがついているパーティションを横にスライドすると、最大4人で空間を共有できます。最近はビジネスクラスでも扉付きの個室型シートが増えてきましたが、プライバシーだけでなく、このような“4人部屋”にもできるフレキシブルさを兼ね備えているのは「Qスイート」だけです。

「Qスイート」はパーティションを開け閉めすることで最大4人部屋を作ることができます。
Photo:Qatar Airways

Qスイートで味わう「NARISAWA」の機内食

 シート以上にすごいと思うのが、機内食です。ファーストクラスでは、座席の数に対し客室乗務員の数が多いので、好きな時に好きなものだけを食べるというパーソナルなサービスを受けることができますが、カタール航空はこれをビジネスクラスで実現しているのです。
 ちなみに今回の取材のメインテーマは、成田発ドーハ行きの限定メニューとして導入した「NARISAWA」の機内食でした。非常に高いレベルの機内食で素晴らしい内容だったのですが、こちらはぜひ「航空旅行」の誌面でお楽しみいただければと思います。

「NARISAWA」のメニューの一つ「やま幸 まぐろ」。こちらの詳細はぜひ「航空旅行2024 FIRST HALF」でご確認ください。
成田発ドーハ行きでは、ミシュランガイドで2つ星を獲得するなど世界から高い評価を受ける「NARISAWA」のメニューを味わうことができます。
カタール航空の高い評価は客室乗務員のホスピタリティによるところも大きいです。ビジネスクラスでファーストクラスのサービスを実現するのは並大抵のことではできません。
●搭乗機材:ボーイング777-300ER(A7-BEX) ●搭乗クラス:ビジネスクラス(Qスイート) 2024年の夏、月刊エアラインのカメラマンや執筆陣たちは外国エアラインでどこへ飛んだのか。第4弾は姉妹誌「航空旅行」の本城編集長よるカタール航空「Qスイート」の旅。ビジネスクラスのプロダクトではあるが、そのクオリティはファーストクラスに限りなく迫る!

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