世界のエアラインラウンジ探訪~シンガポール航空「シルバークリスラウンジ」
多くの人で混み合う国際空港の中で、ラウンジはゆとりやくつろぎを得られる場所だ。
近年は機内以上に個性的なサービスも増え、ラウンジに上級クラスの利用価値を見出している人も少なくない。
ここでは世界のエアラインから、いくつかのラウンジをピックアップしてご紹介しよう。
※この記事は『航空旅行vol.29』(2019年4月発売)から抜粋・再編集したものです。
サービスに定評のあるシンガポール航空は、2013年のシドニー国際空港を皮切りに、世界15空港に展開する「シルバークリスラウンジ」のリニューアルを進めている。2019年4月現在、シドニーのほかにバンコク、ブリスベン、香港、ロンドン、マニラのラウンジが改修済みだ(編集部注:2022年には本拠地シンガポール・チャンギ空港のラウンジもリニューアルオープン済み)。
新ラウンジのコンセプトは「もう一つの我が家」。機内のみならず、ラウンジでも自宅にいるようにくつろいでもらえるよう、リビングルームやキッチン、ダイニングルームなどさまざまなニーズに合わせて設計されたスペースで、休憩やリラクゼーションなど用途に合わせて利用することができる。改修第1号となったシドニーを例にとると、シンガポール航空独自の伝統的なバティック柄のスクリーンを設けたウェルカムホワイエから中に入ると、広々とした空間にゆったりとシートがレイアウトされ、周囲には各地から調達された優雅な芸術作品が飾られている。またプライバシーを確保することで仕事に集中でき、フライトの前の休憩にも最適なプロダクティビティ・ポッドというスペースもある。また飲食面では、ワインや蒸留酒といった豊富なアルコール類に加え、シンガポールの味であるラクサやミーシアムなども用意されている。
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