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ANAミラノ線機材、ボーイング787-9、215席仕様キャビンガイド

当ウェブでも報じていますが、ANAが羽田〜ミラノ線の運航を開始しました。初便に投入された機材はボーイング787-9、登録記号JA892Aで、国際線用の787-9には2つのコンフィギュレーションがあり、ミラノ線に投入されているのは「215席仕様」機……徐々にマニアックになってきましたが……今回はこの215席仕様機のキャビンを解説しましょう。

文:『航空旅行』編集部
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787-9
ANAがミラノ線に投入している機材はボーイング787-9の215席仕様機です。
Photo:Charlie FURUSHO

ビジネスクラスは「ANA BUSINESS STAGGERED」

 まず、215席仕様の787-9は、ビジネスクラス、プレミアムエコノミー、エコノミークラスの3クラスが設定されています。
 ビジネスクラスのシートは「ANA BUSINESS STAGGERED」で、シートを互い違いに置くことで、どの席からも直接通路に出ることができるレイアウトになっています。個人用モニターのサイズは18インチ、充電用のUSBポートやコンセントは各席に装備されていて、ビジネスクラスは機内Wi-Fiが無料なので、スマホもPCもバッテリーを気にすることなく、地上にいるときのように使えます。
 なお、ANAのビジネスクラスは、今月23日発売の『航空旅行 2025 NEW YEAR』でも特集記事がありますので、ぜひこちらもご覧いただければと思います。

C_cabin
ビジネスクラスは1〜13列目までで、前方と後方の2つのキャビンに分かれています。7列目のD・F席と、13列目のE・G席はパーティションを動かすことができます。
Photo:Akira Fukazawa
C_seat
オットマン下には手荷物の収納スペースが確保され、18インチの個人用モニターはタッチパネルでも操作できます。
Photo:Akira Fukazawa
C_table
サイドテーブルの下に格納されている大型テーブルは安定感があります。
Photo:Akira Fukazawa
C_DND
「DO NOT DISTURB」のサインは、通路を歩く客室乗務員から見やすい位置にあります。誰の干渉も受けず、一人静かに過ごしたい時に点灯させておきましょう。
Photo:Konan Ase

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次はプレミアムエコノミーとエコノミークラスを解説します

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