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「成田空港で働く」43社の合同企業説明会を開催、各社の採用状況に迫る
新滑走路の建設が進み、大きな転換期を迎える成田空港。その成長を支えるためには、今後数万人規模の人材確保が必要とされている。NAAが主催した「成田空港 おしごと&キャリア発見フェア」を通して、空港を支える各企業の仕事内容や採用状況を紹介したい。
成田を支える人材求めて、合同企業説明会を開催
成田国際空港(NAA)は6月16日に、「成田空港 おしごと&キャリア発見フェア」を幕張メッセで開催した。同空港で求人を行なう43社が参加する合同企業説明会で、2023年の初開催以来、今回で7回目の開催となった。
空港関連業務では、コロナ禍での離職と、その後の航空需要回復による人手不足が課題に。採用活動により一定の回復はみられるものの、企業によっては他社からの人員調整や、海外人材の受け入れなどにより、ギリギリで運用を維持しているのが現状だ。
一方、NAAでは「第2の開港プロジェクト」として成田空港に3本目の新滑走路を建設中。空港拡張後には旅客数や貨物取扱量が現在の1.5〜2倍に増加する見込みで、空港従業員を現在の4万人から7万人に増やす必要があると試算している。
人材確保へ広がる取り組み。各社に聞く、現状とこれから
成田空港の拡張に向けた人材確保が課題となるなか、NAAは取り組みを強化している。今回の説明会では空港内制限エリアを見学するバスツアーを同時開催し、実際の職場環境に触れる機会を提供。また、外国人向けセミナーを別フロアで初開催し、多くの来場者が訪れていた。
会場では、各社の担当者から採用状況について話を聞くことができた。グランドハンドリング分野では、特に航空機周辺で作業を行なうランプ業務において、より多くの人員確保が必要とのことだ。
なお、航空需要は外的要因の影響を受けやすく、国際情勢の動向を考慮しながら採用計画を立てる企業もあった。人員増加が求められる一方で、事業環境の変化も見据え、段階的に人材確保を進める方針だという。
一方、航空貨物関連企業からは、業務内容が一般に知られていないことが採用活動上の課題として挙げられた。貨物部門は仕事内容をイメージしづらい面があり、企業を知ってもらう機会も限られる。そのため、合同企業説明会は業務内容や役割を直接伝えることができる貴重な機会になっている。
アフターコロナの需要回復に加え、今後の空港拡張を見据えて人材確保を強化している成田空港。航空機の近くで働き、空港運営を支える仕事に携わりたい人にとっては、多様な選択肢が広がっている。次項では今回参加した企業の一部を、各ブースの様子とともに紹介したい。
グランド・ランプ・旅客ハンドリング
成田・羽田・関西など、全国7空港で旅客ハンドリング業務を展開。同社では主にグランドスタッフによる搭乗手続きや出発・到着業務などを行ない、ランプ業務はグループ内のFMG Ramp Solutionsが担っている。成田ではアジア系航空会社を中心に約15社の業務を受託。家賃補助などの制度あり。新卒採用に加え、空港業務経験者のキャリア採用にも力を入れているとのこと。
IACTの略称で知られ、長年にわたり貨物ハンドリング業務を担ってきた。現在はランプハンドリング・旅客ハンドリング・運航支援業務など、海外航空会社を中心に貨物以外の業務も受託している。総合職としての採用で、多様な業務を経験して将来的なステップアップに挑戦できることも特徴だ。
2018年に創業し、海外航空会社やプライベートジェットのランプハンドリング業務を担う。分業制ではないため、経験を積めば手荷物の誘導から航空機の誘導、プッシュバックまで 同時期にさまざまな業務を担当できるのが特徴。会場では、PCシミュレーターを使用したプッシュバックのデモンストレーションも行なわれ、来場者の関心を集めていた。
成田空港を中心に空港関連業務を幅広く展開。旅客グランドサービス、グランドハンドリング、空港ラウンジ、リムジンバスカウンタースタッフを募集している。ジョブローテーションを通じて、さまざまな職種を経験できる。
主に海外航空会社のグランドハンドリング業務を受託し、ランプ業務や旅客業務のほか、貨物業務、機材管理などを行なっている。福利厚生として、30歳未満の単身者を対象に帰省費用を年2回補助する制度がある。業務は複数人で担当する場面が多く、チームワークを重視しているとのこと。
世界50か国で空港ハンドリング業務を行なう、スイスポートグループの日本法人。旅客・ランプ・オペレーション・貨物・航空機整備・ラウンジ業務を担う人材を募集している。社内制度により、他職種や他空港へキャリアの幅を広げることも可能だ。
九州を中心に国内10空港で空港ハンドリング業務全般を受託。成田空港では2022年に事業を開始し、現在はチェジュ航空、ジェットスターグループ、イベリア航空の3社を担当している。空港では「NishiAir」の制服で知られ、ランプハンドリング、旅客ハンドリング、運航管理補助スタッフを募集。西日本鉄道グループ傘下。
航空貨物取扱
成田・羽田空港で航空貨物の取り扱い業務を実施。輸出貨物は航空機やコンテナの形状に合わせて積み付けを行ない、外国から到着した貨物は状態を確認しながら取り降ろす。また、貨物データの入力・確認などの事務業務も担う。フォークリフトなどを使用した作業も多く、航空貨物ハンドリング全般に携わることができる。
成田・羽田空港で国際航空貨物のハンドリング業務を行なう。貨物の受け入れから倉庫内での梱包・仕分け、航空機への搭載準備などを担当。入社当初は手元作業を中心に経験し、資格取得後はフォークリフトを使用した業務にも携わる。日本通運グループ。
航空機機内食製造
空港メンテナンス・管理・航空機給油
成田空港に就航する約9割の航空会社へ、航空燃料の供給を実施している。募集職種は、航空機への給油オペレーターや給油車両の整備スタッフなど。入社後は資格取得を含め、約2年かけて育成を行なう。安全に直結する業務であることから、ルールや手順を確実に守り、着実に作業を進められる人材を求めている。
千葉港から成田空港まで約47kmをつなぐ航空燃料のパイプラインおよび、空港内に張り巡らされた給油配管の保守管理業務を担う。近年では、給油関連施設の設計・施工管理や国内外の空港への技術支援を行なう。募集職種は総合職。
事業内容は、駐機中の航空機に電力を供給するGPUや、手荷物のベルトコンベア搬送システム(BHS)の保守メンテナンスなどが中心。空港内で使用する地上支援機材(GSE)の輸入・販売なども行なっている。国内8空港に展開しており、転勤ありの総合職とエリア職を募集(両方とも技術職)。業務に必要な国家資格など、社内での取得制度も用意されている。
NAAグループの一員として、空港内で幅広い業務を担う。インフォメーションでの案内業務のほか、警備・消防業務や空港施設の保守管理、調査・設計などを手がけている。総合職と特定職(一般求職者に限る)を募集。
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