ニュース

ホノルル行きの機内でハワイの味を。JAL、機内食の新メニュー「JAL Hawaiian Table」開始

JALは2026年6月1日、6月1日から機内食の夏メニューの提供を開始。東京発ホノルル線の新ブランドや、欧米線での新しいサービス、有名シェフが監修した夏メニューの説明会が開催された。

文:多和田新也(編集部) 写真:多和田新也(編集部)/特記以外
X Facebook LINE

 JALは6月1日、機内食メニューを同日から夏メニューへ変更することに伴い、新メニュー説明会を開催した。

 JALでは一部を除き、国際線は3か月に1度、国内線は2か月に1度の間隔で、季節に合わせてメニューの変更を行なっている。今回の夏メニューは、東京発ホノルル行きの新ブランドや、新たにタッグを組んだ2人の日本人シェフによる監修メニューなどがラインナップされている。

 JAL 商品・サービス開発部 客室サービスグループの吉野香奈子氏は、「お客さまに驚きと感動をお届けできるように、徹底的にこだわり抜いたメニューをご用意いたしました」と自信を見せるメニューが紹介されるなか、国際線の東京(羽田/成田)発ホノルル行きプレミアムエコノミークラスとエコノミークラスにおいて、現地で愛されるハワイアンローカルメニューをアレンジした新ブランド「JAL Hawaiian Table」の提供を開始するのが大きなトピックだ。

 これはJALロイヤルケータリングからの提案で実現したもので、今後も「JAL Hawaiian Table」として同路線で展開していく。メニューの開発を担当したJALロイヤルケータリングの菊川芽生氏は、「JALが最も大切にしてきたハワイ線を機内食から盛り上げたいという思い、またハワイ行きの飛行機に乗って、乗った瞬間からお客さまに旅のワクワク感を味わっていただきたいというこの思いから」と、このブランドのスタートについて説明。

JAL 商品・サービス開発部 客室サービスグループの吉野香奈子氏。
JALロイヤルケータリング株式会社 開発管理部の菊川芽生氏。

 その第1弾メニューのメインディッシュには「レモンクリームペンネ ガーリックシュリンプ添え」を用意。ハワイらしい「サーモンとキヌアのポキ風サラダ」や「さつまいもサラダ(ココナッツミルク風味)」を前菜に揃え、デザートにはアイスクリームが提供される。提供期間は2026年6月1日から8月31日までの予定。

 メインの「レモンクリームペンネ ガーリックシュリンプ添え」について、本場のガーリックシュリンプは殻付きのエビが主流であるが、機内ではどうしても食べにくさが出てしまうため、「20種類ほどの試作を重ねて食べやすさと美味しさの両立を追求した」という。菊川氏は「香ばしいガーリックシュリンプや、ココナッツ、キヌアを組み合わせた彩り豊かな味わいは自慢の仕上がりです」とコメントした。

 実際に試食してみると、メインの蓋を開けた瞬間にガーリックの香りが立ち上る。この瞬間からハワイの風を感じられるだろう。ガーリックシュリンプはかなりパンチの効いた味だが、レモンクリームペンネがそれと調和してバランスのよい味わいだ。

 なお、JAL Hawaiian Tableは、JALロイヤルケータリングが機内食を提供している東京発ホノルル行きのみの提供となり、他空港発のホノルル行き便では、別のホノルル線オリジナルメニューが提供される。

6月1日から東京(羽田/成田)発ホノルル線のプレミアムエコノミー/エコノミークラスで提供される「JAL Hawaian Table」。
メインディッシュの「レモンクリームペンネ ガーリックシュリンプ添え」。
前菜の「サーモンとキヌアのポキ風サラダ」(右)と「さつまいもサラダ(ココナッツミルク風味)」(左)。

 ホノルル発日本行きのビジネスクラスでは、「natuRE waikiki」のエグゼクティブシェフを務める小川 苗シェフが監修した夏メニューを提供する。前菜には「焼きなすとつぶ貝のマリネ トマトのコンソメジュレ」や「ロブスターのサラダ仕立て 生ハムとパパイヤ リリコイのヴィネグレット」が並ぶ。

 メインディッシュは「トリュフと牛肉 of 赤ワイン煮込み トリュフのニョッキと人参のロティ」であり、牛肉をじっくりと時間をかけて柔らかく煮込んでいる。吉野氏は、この夏はホノルル線の機内食が非常に充実しているとし、「新しいハワイの楽しさを空の上でゆったりとお楽しみください」とアピールした。

「natuRE waikiki」の小川 苗シェフが監修した、ホノルル発東京行き/ビジネスクラスの夏メニュー。(写真提供:JAL)

 続いて、国際線の欧米線(ハワイ・グアム除く)の説明が行なわれた。JALは2026年3月から、ニューヨーク線を皮切りにビジネスクラスの機内サービスを順次刷新している。これまでは最初の食事の後に、好きなタイミングでアラカルトメニューを注文する形だった。新サービスでは長時間のフライトを経て目的地に到着する前に、すべての乗客にセットメニューを提供する形へ変更した。

 この欧米線ファーストクラス/ビジネスクラスの洋食セットメニューの監修は、1日1組限定のレストラン「été」のオーナーシェフである庄司夏子シェフが担当している「夏野菜とチキンコンフィ スパイス香るトマトクリーム仕立て」と「根セロリのコールスロー」である。

 メインディッシュのチキンコンフィには、ズッキーニや茄子などの夏野菜が重ねられ、日本の伝統文様である「青海波(せいがいは)」に見立てて美しく配されている。吉野氏は「穏やかな波が幾重にも広がる様子に、永続、あるいは繁栄の願いを重ねた特別な一皿」と説明し、一口食べた瞬間に美味しいと感じてもらえるよう、何度も研究を重ねて完成させたことを明かした。

「été」の庄司夏子シェフが監修した、東京(羽田/成田)発欧米行き/ビジネスクラスの夏メニュー。
メインの「夏野菜とチキンコンフィ スパイス香るトマトクリーム仕立て」は、ズッキーニや茄子などの夏野菜を日本の伝統文様「青海波」に見立てて並べている。

 また、国内線では2026年4月より「New Angles, New Stories. 日本ともう一度出会う」を新しいコンセプトに掲げ、日本各地の食にフォーカスした機内食を展開している。吉野氏は「日本の奥深い魅力に焦点を当て、お客さまの心がそっと上向くような旅のシーンを演出する取り組みです」と語り、毎月テーマとなる都道府県の伝統的なメニューや地元の知る人ぞ知るメニューを盛り込んでいることを説明した。

 6月1日から7月31日までの2か月間は、「島根県」と「宮崎県」をテーマにしたメニューがファーストクラスで提供される。昼夕食メニューの一例として、「島根」をテーマにした長距離路線のトレーセットでは、島根和牛のしぐれ煮ビール煮風やのどぐろつみれと唐揚げを主菜に、山陰のかにや赤天、奥出雲椎茸入りポテトサラダなどの副菜、俵ご飯、茶菓「出雲のお福わけ」が並ぶ。短距離路線のお弁当スタイルでは、ブランド豚である奥出雲ポークのローストをメインに、あご(トビウオ)のパテや奥出雲ポークのリエット、バターライスが揃う。

 「宮崎」をテーマにした長距離路線のトレーセットでは、桜姫鶏の南蛮仕立てタルタルソース、佐土原ナス、宮崎のピーマンとオクラのほか、ご当地の定番乳酸飲料「ヨーグルッペ」を使用した麦味噌ヨーグルト風味の蒸し鶏や西米良サーモンの彩サラダ、プチパン、茶菓「チーズ饅頭」が用意される。短距離路線のお弁当では、黒豚味噌漬け焼きや鶏肉2種に加えて、伝統的なレタス巻きをライスペーパーと海苔の佃煮で再構築した「ライスペーパーのレタス巻き」や、めひかり南蛮漬け、五目ご飯が組み合わされている。

 また、6月にはファーストクラス全路線において、島根県の「20世紀梨ジュース」が提供される。

 吉野氏は新しく登場するお弁当スタイルについて「限られた時間でも最高のクオリティを楽しめる、新しい空の旅の形をご提案いたします。厳選された食材が美しく並ぶ一折には、その土地の魅力がぎゅっと凝縮されております」と述べ、蓋を開ける瞬間のワクワク感を機内でも体感してほしいと締めくくった。

「島根」をテーマにしたトレーセット。(写真提供:JAL)
「島根」をテーマにしたお弁当。(写真提供:JAL)
「宮崎」をテーマにしたトレーセット。(写真提供:JAL)
「宮崎」をテーマにしたお弁当。(写真提供:JAL)
島根の「20世紀梨ジュース」を6月に提供。

関連キーワードもチェック!

関連リンク