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エミレーツ航空、ドバイの本社に客室乗務員のためのハブ「クルー・ゾーン」を開設

業務に必要なことから、美容や健康に関することまで、客室乗務員をあらゆる側面から支える施設がエミレーツ本社に開設された。

文:本誌編集部
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 エミレーツ航空は3月25日、ドバイにあるグループの本社ビルに、客室乗務員専用の施設「クルー・ゾーン(Crew Zone)」を開設した。

 総工費約300万UAEディルハム(約1億2,000万円)、開発期間約9か月をかけて作られたこの施設。訓練や業務のサポート、リラクゼーションなど、さまざまな側面から客室乗務員を支える拠点となる。

 館内には7つゾーンに分かれている。業務に直結する施設としては5つあり、訓練やワークショップが開催される「クルー・エンゲージメント・ゾーン」、業務用のスマートフォンやタブレットのサポートを提供する「ワンデバイス・ハブ」、業務上必要な渡航書類や端末の受取拠点となる「ファシリティーズ・ディストリビューション・サービス」、PCで業務に関する事務作業ができる「コンピュータ・ゾーン」も設けられている。他にもフライトの前後にひと息ついたり、ちょっとした作業ができる「クルー・ラウンジ」が設置されるほか、2023年に開設された「ビューティー・ハブ」が新施設内に移設され、メイクアップやスキンケア、栄養指導といった専門的なサポートが受けられる。

 クルー・ゾーンは最大200名を同時に受け入れ可能。24時間365日利用できる。

クルー・ゾーン内部の様子。
業務に必要なことから、美容や健康に関することまで、客室乗務員をあらゆる側面から支える施設がエミレーツ本社に開設された。

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