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東急、多摩川線から羽田空港への直通など、新空港線を利用した営業計画を申請

東急電鉄は、羽田空港へのアクセス向上を目指し、新空港線の整備に向けて営業構想の認定を国土交通省に申請した。

文:本誌編集部
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路線概要図。

 東急電鉄株式会社は1月17日、国土交通省に対し、都市鉄道等利便増進法に基づく新空港線の整備に関する営業構想の認定を申請した。この営業構想は、東急多摩川線 矢口渡駅から蒲田駅までの地下化と、新たに設けられる連絡線(新空港線)の活用を含むもので、多摩川線と新空港線の直通運転を目指している。一部の列車は多摩川駅から東横線への乗り入れも想定している。

 この連絡線は、2016年の交通政策審議会答申第198号において、「国際競争力の強化に資する鉄道ネットワークのプロジェクト」に位置付けられている。整備が実現すれば、JR京浜東北線、東急多摩川線、池上線の蒲田駅と京急蒲田駅間のアクセス課題の解消や、渋谷・新宿・池袋といった主要都市や、東京都北西部および埼玉県南西部から羽田空港への利便性が向上するとともに、蒲田・京急蒲田地区のさらなる発展に寄与することが期待されている。

営業構想における実施区域は、東急多摩川線線矢口渡駅・蒲田駅間から京浜急行電鉄本線・空港線京急蒲田駅付近までを含む。新空港線の営業キロは約0.8キロメートルで、運行区間は渋谷方面から多摩川駅、蒲田駅、京急蒲田駅付近までの区間となる。整備後、所要時間の短縮も期待されており、中目黒駅から京急蒲田駅付近までの所要時間が約13分短縮され、自由が丘駅から京急蒲田駅付近までの所要時間は約22分短縮される見込みだ。

路線概要図
東急電鉄は、羽田空港へのアクセス向上を目指し、新空港線の整備に向けて営業構想の認定を国土交通省に申請した。

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