連載
予想外も一期一会 ~ 芳岡 淳が撮ったこの一枚
文:芳岡 淳
写真:芳岡 淳
月刊エアラインをはじめ数々の媒体で活躍する航空写真家が撮った一枚の写真。それぞれに、さまざまな背景があります。本連載ではそうした写真に関する一言コメントとともに、フォトグラファー渾身の一枚を紹介していきます。

台北松山空港の有名スポット。
このポイントが順光になるのは、真夏の夕方だけですが、ここを訪れたのは曇天の秋。
晴れることはないだろうと見込んだ登山でしたが、まさかのご来光で逆光気味のカットに…。
機体には光が当たっていませんが、背景の光の当たり方がコントラストを強調してくれ、思わぬ良さが出てくれました。
予想外の天気でも予想外に良いカットが撮れるのも情景的写真の面白さです。

芳岡 淳
1994年生まれ。神奈川県横浜市出身。 小学生の頃、北海道への家族旅行で747-400Dに搭乗したことで旅客機撮影が趣味に。2015年からは積極的に海外へ遠征し、世界中で747-400を中心に旅客機や貨物機を追いかける撮影スタイルを展開。
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