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撮影、グッズ、ホテルまで! アムステルダム・スキポール空港でヒコーキ三昧な1日

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曇ってきたので撮影は一旦中断、ヒコーキグッズ店へGO

 お昼前後のポルダーバーンは、光線状態が悪く撮影に向きません。ほかのポイントも考えましたが、ちょうど曇ってきてしまったので、一旦お昼休憩とすることに。“休憩場所”として向かったのは、スキポール空港の南側に位置するヒコーキグッズのお店「Luchtvaart Hobby Shop」、別名「Aviation Megastore」です。

「Luchtvaart Hobby Shop」の外観。ロゴ入りの飛行船が目印です。

 その名の通り、ヒコーキグッズの“メガストア”であるこのお店。民間機だけでなく、軍用機も含めて、ありとあらゆるグッズを取り揃えています。特に注目すべきが模型のラインナップで、定番の1/200や1/400を中心に、さまざまなメーカーの機体が並んでいます。

入り口から、床に滑走路風のペイント、両側の壁や天井に大量のモデルプレーンと、ヒコーキファン心をくすぐられる……いや、えぐられるレベルです。
店内の広さもそれなりですが、何より床から天井までぎっしりグッズが陳列されています。モデルプレーンを見ているだけでも1日終わってしまいそう。
店内奥にはDC-3のノーズセクションまで。編集部へのお土産にしようと思ったのですが(笑)、残念ながら販売用ではない模様。

 せっかく来たので、筆者も何か買って帰ることに。スーツケースはすでにパンパンなので小物に限定して探しますが、グッズが多すぎて完全に優柔不断の状態。そんな中で目をつけたのが、フライトダグです。

フライトタグだけでもこのラインナップ。あまりの多さに、売り場の前でしばらく立ち尽くしていました。
最終的に選んだのは、KLMの777-300ERに施されている特別塗装「Orange Pride」(写真右下)がモチーフと思われる、ザ・オランダという感じのフライトタグ。

再びのポルダーバーンで1日の締めくくり

 ショッピングが終わったころには、少しずつですが晴れ間も見えてきたので、再びポルダーバーンへ。先ほどとは光線状態が変わっているので、午後側のポイントへ向かいます。スキポール空港周辺には「SpottersPlaats(スポッターの場所)」と呼ばれる公式のヒコーキ見学ポイントがいくつかありますが、そのうちの1つです。

ポルダーバーンの「SpottersPlaats」。柵があるものの、腰高ほどなので全く邪魔になりません。ここは広い駐車場(無料)も完備。周辺には何もありませんが、フードトラックが出店していて、飲食にも困りません。
ポルダーバーンの南端付近にあたるこの場所。末端から滑走路に入ったエンブラエル機であれば、ちょうど目の前でエアボーンします。

 ここから北方へは、滑走路沿いに続くサイクリングロードが設けられていて、好きな場所から撮影が可能。筆者も離陸機の動きを見ながら北のほうへ進み、エアボーンする瞬間を捉えられるベストポジションを探します。

撮影位置は自由自在。真横から捉えるも良し。
斜め前を狙うも良し。
はたまた後追いするのも良し。

 さて、日が長い夏のヨーロッパとはいえ、19時を過ぎれば徐々に日が傾いてウイングレットの影が機体に被るようになってきました。そして、20時前には撮影終了です。撮影面では雲に邪魔される場面も多かったものの、何よりも環境が最高なうえ、グッズショッピングもできた楽しい1日。ホテルに戻ったあと、最後に空の女王にご挨拶をしてから、部屋に帰りました。

この日最後に撮影した機体は、奇しくもホテルに展示されている747と同じコレンドン(コレンドン・ダッチ航空)の737 MAX 9。こちらはモダンな新塗装。このカラーリングをぜひ747でも見てみたいですね。
月刊エアライン編集部の日々のヒコーキ活動をユル〜く紹介する連載「ある日のヒコ活」。前回、イスタンブールからアムステルダムへ到着した筆者。この地を訪れた目的はヒコーキ、ただそれだけです。撮影はもちろん、世界最大級のヒコーキグッズのお店や、さらに宿泊したホテルまで、まさにヒコーキだらけな1日を過ごしました!