連載

大きなヒコーキファンのオトモダチが、『幼稚園』のスカイマーク付録を作ってみた

月刊エアライン編集部の日々のヒコーキ活動をユル〜く紹介する連載「ある日のヒコ活」。小学館が発行する幼児雑誌『幼稚園』最新号の付録がスカイマークの飛行機だったので、XX(トップシークレット)歳の大きなヒコーキファンが実際に作ってみました。

文:ウォレンス雄太(本誌編集部) 写真:ウォレンス雄太(本誌編集部)
X Facebook LINE
『幼稚園8・9月号』の付録、「おとがなる!スカイマークひこうき スペシャルセット」の737-800本体。実機の写真とともに。
『幼稚園8・9月号』の付録、「おとがなる!スカイマークひこうき スペシャルセット」の737-800本体。実機の写真とともに。

月刊エアライン編集部員も思わずワクワクするヒコーキ付録

 小学館が発行する4〜6歳向けの幼児誌『幼稚園』。子供だけでなく大人もワクワクするような、再現度の高い組み立て付録がよく話題となっていますよね。そして、6月28日に発売された最新の8・9号の付録は、なんとスカイマークの飛行機!

 音が鳴る737-800の機体(JA73NP)のみならず、 TT(トーイングトラクター)車とコンテナを運ぶドーリー、さらにスカイマークで働くさまざまな人たちの人形、空港の様子を描いたポスターも付属。そう聞いて小さなヒコーキファンたちはワクワクすること間違いなしですが、それ以上に興奮していたのが編集部の大きなヒコーキファンのオトモダチ(筆者)でした。実際に『幼稚園8・9月号』を手に入れたので、早速付録を作ってみることに。

『幼稚園8・9月号』の本誌と付録。本誌のほうには付録と連動するページ「空港で働く人たち」があり、飛行機の安全運航に欠かせないさまざまなスカイマークのスタッフの皆さんが紹介されています。
『幼稚園8・9月号』の本誌と付録。本誌のほうには付録と連動するページ「空港で働く人たち」があり、飛行機の安全運航に欠かせないさまざまなスカイマークのスタッフの皆さんが紹介されています。

たった2枚の台紙から生まれる立体飛行機

 付録の写真がドーンと表紙に載っている本誌とセットになっていたのは、2枚の大きな台紙とポスター1枚、音声ユニット。本当にここから表紙の立体的な飛行機ができるのか、若干信じがたいところですが、とりあえず取りかかってみます。

 台紙の入った袋を開けようとすると、そこには「おうちのかたと いっしょに つくりましょう」の文字。困ったことに、1人暮らしの筆者に「おうちのひと」はいません。試しに実家に「“幼稚園”の付録を作るんだけど、手伝ってくれない?」と電話したら、新手の詐欺だと思われて切られてしまったので、1人で頑張ります(笑)。

付録の台紙2枚とポスター。このたった2枚の平たい紙から、立体的な飛行機を作っていきます。
付録の台紙2枚とポスター。このたった2枚の平たい紙から、立体的な飛行機を作っていきます。

いざ組み立て開始! 基本的にパーツ同士を合わせるだけ

 台紙を見ても、どこから手をつけていいか見当もつかなかった筆者。本誌内の説明書ページを開きます。最低限のりは必要だと思っていたのですが、「おうちで用意するもの」の欄には「テープ」のみが書かれていました。実際に組み立てを始めてみると、構造上補強が必要なごく一部の箇所を除き、各パーツの切り込みに、別のパーツの突起部分をスポッとはめていくだけで出来上がっていきます。紙付録がこんなに簡単に形になっていくなんて、感動です。

 説明書に従い、まずは貨物室周りから組み立てを開始。ほどなくして、「にもつしつ・ふた」というパーツを組み立てることになりました。その外側には機体後部側(AFT)のカーゴドアのイラスト、さらに貨物室の内部では荷物を固定するネットの模様も再現。そこに「ふた」ということは…潜む仕掛けに期待が膨らみます。

最初に組み立てた機体下部と、「にもつしつ・ふた」のパーツ。胴体に入る「BOEING 737-800」の文字は実機そのもの。
最初に組み立てた機体下部と、「にもつしつ・ふた」のパーツ。胴体に入る「BOEING 737-800」の文字は実機そのもの。

次のページ:
紙付録とは思えない、737-800の再現度

関連キーワードもチェック!