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羽田空港に新たな飛行機ビュースポット誕生。「ソラムナード羽田緑地」が4月1日全面オープン

東京都大田区が進めてきた「ソラムナード羽田緑地」の延伸工事が完了し、新整備場地区の対岸に展望テラスが誕生。A滑走路を間近で撮影・観賞できる注目の新スポットだ。

文:本誌編集部 写真:本誌編集部
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羽田空港第3ターミナルから徒歩圏に、A滑走路を間近に望める展望テラスが誕生。

 東京都大田区は4月1日、羽田空港第3ターミナル(国際線ターミナル)近くの多摩川沿いに整備していた「ソラムナード羽田緑地」を全面開園する。新たに河口寄りへ延伸し、先端部に飛行機を望める展望テラスが設置された。

 ソラムナード羽田緑地は、多摩川と環状8号に沿って整備された、水辺空間を活かした遊歩道で、HANEDA INNOVATION CITY(羽田イノベーションシティ、HICity)から第3ターミナル付近までの約1.1kmが2020年4月に開放されている。その後、河口側へ向けた約900m弱の延伸が決まり、このたび整備が完了。4月1日から一般開放されることになった。

 最も河口に近い位置に設置された展望テラスは、A滑走路南端の至近に位置しており、A滑走路の離着陸機を観賞、撮影するのに好適な立地となっている。

多摩川河口側へ延伸した「ソラムナード羽田緑地」の最河口部にオープンした展望テラス。
全面開業後の「ソラムナード羽田緑地」のマップ。

 オープンに先駆け、大田区では3月31日にプレオープンイベントを実施。10時のオープンとともに続々と人が訪れ、早速飛行機撮影にいそしむ姿が見られた。イベントにはキッチンカーも出店。また、キヤノンマーケティングジャパン株式会社がブースを設け、来場者を撮影してその場で記念写真をプリントするサービスを実施した。

 3月31日には南風運用で、A滑走路はRWY16Rの離陸が中心。距離が非常に近く、ボーイング787などの中型機なら、35mm換算で200mm程度のレンズでも、まずまずの大きさで収めることができる。また、対岸には新整備場地区に並ぶ航空各社の格納庫が見え、この日到着したJAL エアバスA350-1000の3号機(JA03WJ)が格納庫前に駐機する様子も多くの人が注目した。

 このほか、ターミナル南側の誘導路を走行する機体や(距離はあるが)D滑走路のRWY05離陸時の地上走行など、さまざまな飛行機の表情を見ることができるし、朝の日の出や、夜の対岸の工場群など、飛行機以外にも見どころの多そうなテラスだと感じられた。

 第3ターミナルからは徒歩で20分程度。公共交通機関でアクセスしやすいのも便利で、テラスへ行くために多摩川に沿った遊歩道を歩くのも楽しい。スポッターにとって新たな選択肢の一つになるのではないだろうか。ちなみに、プレオープン日となる3月31日は15時で再度閉鎖され、4月1日10時に正式オープン。以後は24時間立ち入りが可能になる。

 なお、月刊エアライン本誌では、4月29日発売の6月号でこのテラスからの作例の紹介を予定している。

キヤノンマーケティングジャパン株式会社による撮影イベント。来場者の写真を撮影して、その場でプリント、プレゼントした。
展望テラスから35mm換算200mm相当で撮影した、ANAのボーイング787-10国内線仕様機(JA983A)。
新整備場地区に並ぶ航空各社の格納庫に面した立地。写真はこの日到着したJALのエアバスA350-1000(JA03WJ)。
東京都大田区が進めてきた「ソラムナード羽田緑地」の延伸工事が完了し、新整備場地区の対岸に展望テラスが誕生。A滑走路を間近で撮影・観賞できる注目の新スポットだ。

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