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ZIPAIR機にリブレット塗膜を初施工、燃費の改善で脱炭素化を推進

ZIPAIRにもサメ肌を貼付。燃費改善で環境貢献を図る。

文:本誌編集部
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 日本航空(JAL)と宇宙航空研究開発機構(JAXA)、オーウエル株式会社は、ZIPAIR Tokyoのボーイング787-8型機にリブレット形状塗膜を初めて施工し、1月27日から国際線で運航を開始した。空気抵抗を低減することで燃料消費とCO2排出量の削減を図り、航空機の脱炭素化を進める狙いだ。

 リブレットはサメ肌の構造に着想を得た微細な溝で、機体表面に施すことで空気の流れを整え、抵抗を減らす技術。今回の施工では、既存の塗膜上に凹凸を形成する「Paint-to-Paint Method」を採用し、品質と作業効率の向上を図った。作業は成田空港のJAL格納庫で行なわれ、羽田に加えて成田でも施工が可能なことを確認した。

 JALではすでに787-9型機にリブレット塗膜を導入しており、施工範囲の拡大によって巡航時の抵抗低減率は0.24%から0.31%に向上。年間で約154トンの燃料消費と約492トンのCO2排出量の削減が見込まれている。

 今後は耐久性や美観、長距離国際線での燃費改善効果を検証しながら、施工機体や範囲の拡大を進める。JAL、JAXA、オーウエルの3者は共同実証を通じて、航空分野の脱炭素化に取り組む方針だ。

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