エアバスとキャセイ、最大7,000万ドル規模のSAF共同投資パートナーシップを締結

　エアバスとキャセイグループは、アジアおよび世界における持続可能な航空燃料（SAF）生産の拡大を目的とした最大7,000万米ドルの共同投資パートナーシップを締結した。発表は、10月21日に香港で開催されたIATA世界持続可能性シンポジウム期間中に行なわれた。

　今回の合意により、両社は2030年以降を見据え、SAFの生産の規模拡大を支援するプロジェクトの特定・評価・投資を共同で進める。対象プロジェクトは、技術的成熟度や商業的実現可能性、長期的な引き取り契約の可能性などを基準に選定される。

　両社はまた、アジア地域におけるSAF生産支援政策の提言にも共同で取り組む方針で、豊富な原料供給と高い生産力を活かし、アジア市場におけるSAFの普及とコスト低減を目指す。