訓練施設中央に設置された客室モックアップの外観。リタイアした同型機の実機を再利用している。
パイロット訓練用のフライト・トレーニング・デバイス(FTD)。実機のコクピットを忠実に再現したシミュレーターだが、フル・フライトシミュレーターのようなモーションは搭載されていない。
FTDは定期訓練の一部(エマージェンシー訓練・クルーリソースマネジメント訓練)や、副操縦士が機長昇格の際の訓練で使用する。クロス・コクピット・コリメーテッド・ディスプレイと呼ばれるディスプレイを採用。現実世界と同様に遠景と近景の視覚差異を再現可能で、スクリーンの存在を感じさせないよう自然な視界を提供する。
客室乗務員の訓練用ドアトレーナー。ドアの外部確認用小窓の外にはディスプレイが設置されており、緊急時の機外の様子をいろいろなパターン(火事・海上・夜間等)で再現できる。
機内も実機を忠実に再現。左右の非常口はA321タイプとA320タイプに作り分けがされている。座席数は50席。
緊急脱出手順について説明する客室乗務員。
モックアップの機内ではモバイルバッテリーなどからの発火を想定して4か所から模擬発煙させることが可能。仕込まれたLEDでリアリティが増している。
モックアップの機内。ギャレーやドア部など写真を見せられて言われなければ実機と遜色ない。
緊急事態の発生を想定したトレーニング。乗客を誘導するに客室乗務員と、実際にその指示に従い乗客役のスタッフが機外へ避難。
非常用スライドは実機と同じ3.4mの高さに設置。両サイドの保護柵は訓練用。
地上係員の接遇訓練に使用される模擬カウンター。
UDスロープは車椅子ユーザー対応の訓練に使用する。使用している車椅子はメインホイールの脱着が可能で外すことで機内の通路でも移動できる。
報道陣の前でモモトレの意義を語るPeach大橋一成CEO。
TOPニュースPeach、パイロットやCA、旅客スタッフの複合訓練施設「モモトレ」開設。人材育成強化