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ボーイング737 MAXシミュレーターに、飛行機や空港をイメージしたTULLY'S。ANAスカイコネクトなんばに行った!

4月30日に開業した、大阪・難波の新たな複合ビル、「ANAスカイコネクトなんば」。そこに6月25日、関西初となる737 MAXシミュレーターを備えた「28LEFT TRAVELER’S LOUNGE」がオープンする。大阪の中心にありながら、空を身近に感じられるこの施設。先に開業した、飛行機や空港がモチーフのTULLY’S COFFEやシェアオフィスとともに取材した。

文:竹信大悟 写真:竹信大悟
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「28LEFT TRAVELER’S LOUNGE」内に設置された737 MAXのシミュレーター。パイロットライセンスを持つプロに教わりながら、操縦を体験することができる。

 ANAグループは、大阪・難波に新たな施設「ANAスカイコネクトなんば」を開業した。ANAグループとしては初の業態となる。南海電気鉄道が建設した地上9階建ての複合ビルを一棟借り上げ、「空と地、過去と未来、地域と世界をつなぐ」をコンセプトに、ANAグループの都市型施設として展開。空港の機能と空気感を都心の生活動線の中に取り込む新たな試みとして注目される。

 1階には、「TULLY’S COFFEE ANAスカイコネクトなんば店」が4月30日にオープン。ANAをイメージさせるブルーの配色のほか、床面には滑走路をペイント。さらにファーストクラスの個室をイメージした客席に加え、カウンターの壁面は飛行機の外板とリベットをモチーフとしているなど、飛行機を連想させる意匠を随所に取り入れ、通常のTULLY’S COFFEEとはひと味違う雰囲気を演出した。ここでしか買えないANA×TULLY’S COFFEEのコラボ手ぬぐいなども販売する。

TULLY’S COFFEの床には、誘導路のセンターラインマーキングをイメージした意匠が。またカウンターの白い壁は飛行機の外板とリベットをモチーフにしている。
ANAをイメージさせる、ブルーを取り入れた椅子。
ANA×TULLY’S COFFEEのコラボ手ぬぐい。この商品はTULLY’S COFFEE ANAスカイコネクトなんば店でしか手に入らない。

 そして2階には、関西随一の本格的なフライトシミュレーター施設を運営する神戸市のテクノバードが、大阪では初となる本格的フライトシムを備えたラウンジ「28LEFT TRAVELER’S LOUNGE」を6月25日にオープン。ANAグループでも導入予定のボーイング737 MAXのフライトシミュレーターで、本格的な操縦体験を提供する。

 3階から4階にはANA初のシェアオフィス「ANA WORK CABIN」が開業。空港ラウンジや滑走路をモチーフとし、チャレンジ企業やスタートアップ企業の飛躍を後押しする。24時間365日利用可能で、全21室の提供だ。また5階から9階は一般企業向けオフィスフロアとなっており、すでに満室となっている。

2階「28LEFT TRAVELER’S LOUNGE」。ラウンジスペースの奥にボーイング737 MAXのシミュレーターが鎮座。
「ANA WORK CABIN」3階フロア入り口と共用スペース。空港ラウンジをモチーフにした意匠だ。
個室が並ぶ「ANA WORK CABIN」の4階フロア。床には誘導路のセンターラインをイメージしたマーキングを施し、個室がまるでスポットのようになっている。

 建物全体は環境性能にも注力。Low-Eガラスや高断熱素材、効率的な空調設備を採用し、ZEB Ready認証とBELS五つ星評価を取得した。南海電鉄が掲げる「南海環境ビジョン2030」に沿った取り組みとして位置づけられている。

 南海なんば駅前という好立地にできた複合施設。ぜひ一度立ち寄ってみてはいかがだろうか。

左から、南海電気鉄道株式会社 執行役員の藤本兼三氏、「28LEFT TRAVELER’S LOUNGE」とシミュレーターを運営する株式会社トゥーエイトレフト CEOの伊藤世一氏、ANAファシリティーズ株式会社 取締役常務執行役員の沖元睦男氏。
「ANAスカイコネクトなんば」。1階に入居する「TULLY’S COFFEE ANAスカイコネクトなんば店」が目印だ。
4月30日に開業した、大阪・難波の新たな複合ビル、「ANAスカイコネクトなんば」。そこに6月25日、関西初となる737 MAXシミュレーターを備えた「28LEFT TRAVELER'S LOUNGE」がオープンする。大阪の中心にありながら、空を身近に感じられるこの施設。先に開業した、飛行機や空港がモチーフのTULLY'S COFFEやシェアオフィスとともに取材した。

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