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チャーリィ古庄が実践、アイコムのIC-R15で狙った機体を逃さない! かんたんモードで周波数チェンジもラクラク
航空管制官とパイロットのやりとりが聴けるエアバンド受信機。航空機の位置情報を伝えるアプリが普及した今でも、ヒコーキ撮影で必須になるシーンは多く、成田空港を拠点に撮影するチャーリィ古庄氏も必ず携帯する。無線機器メーカーのアイコムから、2023年末に発売された最新の受信機「IC-R15」。エアバンドデビューする人でもすぐに使える「かんたんモード」から、複数機を狙うときに役立つ2波同時受信機能まで、チャーリィ氏が撮影現場でその実力を試した!
<提供:アイコム株式会社>
活用シーンが多いエアバンド、理想の作品や機体を押えよう!
私がエアバンドを聴き始めたのは、今から35年も前のこと。まだ高校生だった。当時はインターネットもスマホもない時代なので、空港での情報収集はエアバンドだけが頼り。現在は航空機の位置情報を提供するアプリが普及し、手軽に発着機の動きが分かるようになったが、やはり「これ」という狙いの便があるときなど、エアバンドが必須なのは今も変わりない。私は長年アイコムのエアバンド受信機を愛用しており、今回は最新のIC-R15を使用し、成田へ撮影に出かけた。
この日の狙いはウエストジェットのボーイング787。日本では成田空港だけに乗り入れるエアラインで、到着予定時刻は16時30分。秋だと夕景で機体の白が黄色になってしまうので、日が長いこの時期に撮影したい被写体だ。
成田空港にはA滑走路とB滑走路の2本があり、最近の運用はB滑走路で着陸、A滑走路で離陸という形が多い。だが朝や、14時以降の到着ラッシュになると、AとB両方の滑走路が着陸に使用されるほか、それ以外の時間帯でもパイロットのリクエストや天候などの理由によりA滑走路が着陸に使用されることがある。そのため到着便を確実に撮るには無線をチェックし、最初にコンタクトする東京アプローチで、使用滑走路を聴くしかない。
IC-R15には「かんたんモード」があり、あらかじめ周波数が端末に保存されている。初心者や、周波数を覚えていないチャンネルを聴きたいときにも使いやすい。今回はメニューから東京アプローチを選んで聴いていると、イニシャルコンタクト(最初の交信)で「着陸滑走路は16R」との指示が入電。着陸機の数はB滑走路の方が多いので、そちらへ向かおうと思っていたが、この交信を聞いて安全運転でA滑走路へ速やかに移動した。
そして狙いのウエストジェットは東京アプローチから成田タワーのA滑走路用の周波数に移管され、着陸許可が聴こえてくると目の前にボーイング787が姿を現した。
初心者はもちろん、周波数がわからないときでも簡単にチューニングできる「かんたんモード」
また別の日には、たまにしか飛来しないフェデックスのボーイング767-300Fが貨物地区に駐機しているのを確認。このときもIC-R15のメニューから成田クリアランスデリバリーを選択して聴いていると、A滑走路からの離陸となることと、EDCT(出発予定時刻)の情報が入ってきた。時間がわかることで、余裕をもって撮影ポイントであるさくらの山公園に行き、貴重な撮影機会をモノにすることができたのだ。
ベース空港でも全ての周波数を記憶しているわけではないので、これまで周波数がわからないときはネットや本で調べてから無線機にセットしていた。だがIC-R15の「かんたんモード」があれば、聴きたい空港名とタワーやグランドなどのチャンネルを選ぶだけで周波数がセットされ、簡単に交信を聴けるのがありがたい。
アイコムの無線機は航空会社のタフな現場でも採用されるなど、耐久性が高いことが特徴だ。また、アイコムの受信機には実際のフライトで助けられたこともある。副操縦士としてヘリコプターに乗っていたある日、機体に装備されている無線機が受信できなくなった(発信は可能だった)のだ。急遽カメラバッグに入れていたアイコムIC-R20を取り出して、管制からの指示を受信し、無事に空港に着陸することができた。アイコムのエアバンド受信機は、私にとって信頼できる相棒なのだ。
アイコム IC-R15
【メーカー希望小売価格】
65,780円(税込)
【周波数範囲】
Aバンド/Bバンド:108~500MHz
BCバンド:FMラジオ76~108MHz※
※Aバンドのみ
【モード】
AM/FM/WFM※
※FMラジオのみ
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