退役進むJALボーイング777-300ER「ファーストクラス」の特別な旅
JALのフラッグシップとして空を駆けたボーイング777-300ER。
エアバスA350-1000の導入により退役が進む中、現在発売中の『航空旅行 2025 SUMMER』では、詳しく特集しています。
特にわずか8席のみのファーストクラスは、最高級の食とシャンパン、そして細やかな心配りの数々と、単なる移動を超えた「時間を味わう旅」。
まずは誌面で贅沢なひとときをお楽しみください。

特別な”個室”から始まる羽田発JALファーストクラスの旅
JALのフラッグシップ機として長年国際線の主力を担ってきたボーイング777-300ER。後継機エアバスA350-1000の導入が進む中で、JA735Jが3機目の退役機として決まり、「ファイナル見学ツアー」も企画されています。残る“773”はあと10機です。
いうまでもなく“773”は、いま乗りに行くべき機体であることは間違いありませんが、現在発売中の『航空旅行 2025 SUMMER』では、トラベルジャーナリストの橋賀秀紀さんが羽田〜バンコク線JL31便で体験したファーストクラスの搭乗記を掲載しています。
静謐な空間でスタッフが搭乗手続きを代行し、名前入りのバゲージタグまで用意してくれる専用チェックイン施設「JAL First Class Entrance」から始まるファーストクラスの旅は、もうすでに最高ですが、さらにファーストクラスラウンジで握りたての寿司を味わい、「RED SUITE」で高級紳士靴John Lobbのシューポリッシュサービスを受けながら、シャンパン「ジョセフペリエ」を片手にくつろげば、この時間が永遠に続いて欲しいと思う至福のひとときです。





機内食は予約困難な名店の味
機内に足を踏み入れると、わずか8席の特別な空間が広がります。橋賀さんが座ったのは2列目の「2K」。ほどよい距離感と開放感があり、快適さを一層引き立てます。離陸後のハイライトは、ボトル1本15万円のシャンパン「SALON 2013(※現在、バンコク線での提供はありません)」。グラスに注がれた一杯は換算すると約18,750円――その価値を知りつつ味わう特別な時間は、まさにファーストクラスならではの贅沢です。
機内食は、18年連続でミシュラン三つ星を獲得するレストラン「カンテサンス」の岸田周三シェフが監修する洋食を選択。スペシャリテ「山羊乳のバヴァロワ」からデザートまで、名店の味を空の上で堪能できます。さらに軽食としては駅弁「牛肉どまん中」やジャン=ポール・エヴァンのチョコレートまで用意され、どの瞬間にも一流が息づいています。
もちろん魅力はハード面だけではありません。ベッドメイク時には「エアウィーヴ」のマットレスを硬さまで選べる細やかさ。席を離れて戻ると、ヘッドセットがきちんと整えられているといった気配り・・・。バンコクまでの約6時間半は、贅沢なサービスに包まれながら瞬く間に過ぎ去ります。
777-300ERのファーストクラスは、単なる移動を超えた「時間を味わう旅」。まずは『航空旅行 2025 SUMMER』で擬似体験してみて下さい。




発売中!『航空旅行 2025 SUMMER(vol.51)』
特集「ANAが描く新たな欧州航路」

欧州路線が続々と拡充されたANA。2024年末から2025年にかけて開設されたストックホルム、イスタンブール、ミラノの新3路線を軸に、ANAが描く新たな空の地図を紹介します。これからANAの利用を検討している方には実用的で役にたつビジネス・プレエコ・エコノミークラスの搭乗取材や各都市の魅力を多角的にレポート。また、ANA以外の欧州航路を運航するエアラインについてもそれぞれの特徴を紹介します。
このほかに、エアバスA350-1000の導入により退役フェーズに入ったJALのボーイング777-300ERの歴史やキャビンの振り返り記事や、ボーイング767による貴重な長距離路線であるデルタ航空のハワイ線のレポートも掲載します。
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