シンガポール取材、どうせなら素敵なホテルに泊まりたい! 〜COMO Metropolitan Singapore〜
好評発売中の『航空旅行2024 FIRST HALF(vol.49)』の「プレミアムエコノミー最前線」でお届けしている、今年春にリニューアルされたシンガポール航空のプレミアムエコノミークラス搭乗記。その取材時、現地で宿泊したのがこのホテル、2023年にオープンしたばかりの「コモ・メトロポリタン・シンガポール」だった。
目次
ショッピングに便利な、オーチャード・エリアの中心
羽田空港からのSQ631便で到着したシンガポール。現地ではシンガポール航空の施設などを訪ねる機会もあり2泊の滞在になる。しかも、帰国便は夜22時50分に発つSQ636便だから、現地での取材の合間にも、久々のシンガポールを楽しめる時間が作れるかもしれない。
(もちろん、ちゃんと仕事もします。念のため…)
そんな期待とともに選んだのが、目抜き通りで知られるオーチャード・エリアに位置する「コモ・メトロポリタン・シンガポール(COMO Metropolitan Singapore)」だ。
たとえばシンガポール高島屋まで歩いて5分ほど、またパラゴン・ショッピング・センターは道を一本隔てて目の前という恵まれたロケーションだ。MRTで移動する際にも、オーチャード駅と隣駅のサマセット駅の双方が使える。
目抜き通りをから曲がると、ひときわ目を引く外観
その外観は林立する高層ビル街のなかでも、どことなく安らぎを感じさせるウッディな風合いで仕上げたルーバー状の装飾が特徴的だ。いよいよ足を踏み入れ、チェックインのとき。
欧州とアジア各地などでリゾートホテルを展開するコモ・ホテルズ・アンド・リゾートはここシンガポールに本社を置くが、意外にも本拠地でのホテル開業は2023年にオープンした、このコモ・メトロポリタン・シンガポールが初である。
地上19階のうち、低層フロアはファッションやグルメ、ウェルネスなどCOMOブランドの世界観を反映した各種サービスを提供する複合商業施設「コモ・オーチャード」を構成しており、ホテル部分は6階にレセプション、7階から上層に全156室のゲストルームを用意している。
わすか156室。だからこそ、あたたかいホスピタリティでもてなす
予約したのは、キングサイズのベッドを備える「Cairnhill Room King」。
“ケアンヒル”の名はオーチャード・ロード北側のこの一帯の地名から来ていて、一面にひろがる大きな窓からの眺望が気持ちいい。
コモ・メトロポリタン・シンガポールのゲストルームは、「コモ スイート」、「メトロポリタン スイート」、「エメラルド ルーム」、「ケアンヒル ルーム」の4種類だから、いわば最もスタンダードな部屋とも言えるのだが、モダンでスタイリッシュ、それでいてラグジュアリーな質感を兼ね備えたしつらえは、クラス以上の豊かさを感じさせる。
ソフトドリンクのほか、タイガービールやフルーツまで無料で客室に用意してくれている心遣いも嬉しい。あとで話を訊いた支配人いわく、「物価の高いシンガポールですから、お客さまに少しでも喜んでいただけたら」とのこと。
ちなみに、レセプション・フロアのラウンジではなかなか凄いロボットがコーヒーを振る舞ってくれていて、こちらも宿泊者は無料で愉しむことができる。その様子も一見の価値があるので、お泊まりの際にはぜひオーダーしてみてほしい。
ルーフトップにはインフィニティ・プールも!
もしも水着を持っているのなら(いや、持っていなくても)、ルーフトップのインフィニティ・プールも素敵だ。べつに泳がなくたっていい。ここから眺める美しいサンセットは、印象的なシンガポールの風景として心に刻まれるはずだ。
滞在時に話した支配人は、このように語っていた。
「オーチャード・エリアには、ヒルトンやプルマンといった数百室以上の規模を誇る世界的ホテルチェーンが立地していますが、私たちコモ・メトロポリタン・シンガポールの客室数はわずか156室。だからこそ、お客さまひとりひとりに行き届いたサービスを提供することが可能です。まだ新しいホテルですから、これからたくさんの日本のお客さまにお越しいただきたいです」
シンガポールを訪れる際には、シンガポール航空のプレミアムエコノミーとともに、選択肢に加えてみてはいかがだろう。
関連記事
関連キーワードもチェック!