連載
前回に引き続き千里川土手からの一枚 ~ 竹信大悟が撮ったこの一枚
文:竹信大悟
写真:竹信大悟
月刊エアラインをはじめ数々の媒体で活躍する航空写真家が撮った一枚の写真。それぞれに、さまざまな背景があります。本連載ではそうした写真に関する一言コメントとともに、フォトグラファー渾身の一枚を紹介していきます。
前回に引き続き千里川土手からの一枚。タイトルはベタですが(写真のタイトルってほんと苦手で)・・・飛行機が誘導路から滑走路へ進入する、ボクが好きなシーンの一つ。音はするのに音は聞こえない!なんのこっちゃ(笑)でも言葉には言い表せない、なんとも言えない瞬間。そうだな、機体全体から醸し出されるコクピットの緊張感とでも言えばいいのかしら。動画だとこの緊張感はきっと伝わらなくて、写真ととても相性のいいシーンなんじゃないかな? とボクは思うわけです。
かつてそんな話をパイロットの友人に話したところ、「静かだなんてとんでもない。管制とのやりとりやら離陸前のチェックリストやらやること一杯です」と一蹴されました。
竹信大悟
1975年生まれ。兵庫県出身。大阪は伊丹空港をベースに、航空会社のオフィシャル撮影や日本各地の空港で航空業界を切り取るフォトグラファーであり、年間300日以上サウナに入るプロサウナー。公益社団法人 日本写真家協会(JPS)会員。
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