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「R2-D2 ANA JET」のラストフライトが羽田に到着。最後のタッチダウンシーンを捉えた!
8月7日午後、ボーイング787-9「R2-D2 ANA JET」が約9年10か月の活躍にピリオドを打った。その最後の着陸シーンを、岡本 豊カメラマンが捉えた。
※8月7日18時45分:整備のためのフェリー(回航)フライトの情報が公開されたため、本文末尾に追記しました。

AIRLINE Webでも既報の通り、2015年より展開されてきた映画『スター・ウォーズ』とのタイアップ「ANA STAR WARS PROJECT」が2026年に終わりを迎える。8月7日、特別塗装機の第1号となったボーイング787-9「R2-D2 ANA JET」(登録記号:JA873A)が、ひと足早くラストフライトを迎えた。
「R2-D2 ANA JET」はその名の通り、映画のキャラクター、R2-D2を胴体全体にあしらったデザイン。2015年9月12日に、米ワシントン州シアトル、エバレットのボーイング最終組立工場でロールアウト。10月16日に羽田空港での2時間の遊覧フライトを経て、同18日のNH116便(羽田→バンクーバー)にてデビューした。以来約9年と10か月の間、欧米やオーストラリア路線といった長距離路線を中心に活躍。そのインパクトあるデザインと、世界中に多くのファンがいるスター・ウォーズのキャラクターであることが相まって、行く先々で注目を集めた。
ラストフライトとなったのは、現地8月6日発のNH101便、ワシントンD.C.発羽田行き。現地時間12時11分にダレス空港を出発し、一路羽田空港へ。日本時間8月7日15時21分、C滑走路RWY34Rに着陸したのち、15時32分に第3ターミナルの110番スポットに到着した。
JA873Aは今後、整備とともにANAの通常塗装へと変更され、路線復帰する。同機はANAへ新造機として引き渡された時からR2-D2の塗装であったため、通常塗装を見に纏うのは初めてだ。終わりを迎えた「R2-D2 ANA JET」だが、長年に渡り活躍したその姿は、私たちの心にこれからも生き続けることだろう。
整備は台湾の台北で実施され、そのためのフェリー(回航)フライトは、8月8日の午前6時25分に羽田空港を出発する。これが日本で「R2-D2 ANA JET」を見ることができる、正真正銘の最後のチャンスだ。
「R2-D2 ANA JET」へ、フォースとともにあらんことを。
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