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知って得するスプリング・ジャパンのサービス

格安運賃で話題になった中国の大手LCCである春秋航空が出資して、2012年に誕生したのがSPRING JAPAN(スプリング・ジャパン)です。
2021年からはJALの連結子会社となりましたが、同社の中国路線の充実には目を見張ります。

文:『航空旅行』編集部
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座席は広さと位置によって3つに分類

 スプリング・ジャパンは成田空港を拠点に、国内線は新千歳線、国際線は中国のハルビン、北京(首都)、天津、南京、上海(浦東)、寧波の6路線を展開しています。そもそも同社は、中国の大手LCCである春秋航空が出資して設立されたこともあり、その知名度を生かして中国路線が充実しているのが特徴です。
 機材はボーイング737-800で統一されています。春秋航空はエアバスA320シリーズですが、日本でビジネスを展開するにあたってはエアバス機よりもボーイング機のほうがパイロットや整備士などの人材が確保しやすいというのが理由で737が選定されました。キャビンは洗練されたデザインの「ボーイング・スカイ・インテリア」が採用され、3-3の横6席で189席の普通席が設定されています。
 ただし、シートそのものはすべて同じですが、キャビン内の位置や足元の広さによってシートは「コンフォートシート」、「レッグシート」、「非常口座席」、「スタンダードシート」の4種類に分けて販売しています。「コンフォートシート」はキャビン最前方の1列目で足元がもっとも広く、乗り降りも最優先の最上位シート、「レッグシート」は2~3列目で足元が「スタンダードシート」よりも広く、乗り降りが「コンフォートシート」の次に早いのがメリットです。非常口前座席は、15歳以上など非常口前座席ならではの条件を満たす必要があるものの、足元が広めで「レッグシート」と同様の条件で座席指定できます。そのほかの座席は「スタンダードシート」になります。
 それぞれの追加料金は公式サイトとコールセンター、搭乗日当日の空港カウンターで異なり、公式サイトおよびコールセンターであらかじめ購入した方が300円安めです。

cabin
キャビンは3-3の横6席で普通席のみ、189席が設定されています。足元の広さや位置によって「スタンダードシート」や「コンフォートシート」、「レッグシート」などに分類されています。
Photo:Charlie FURUSHO
standard
「スタンダードシート」のシートピッチは約77㎝、シート幅は44㎝です。背もたれはアップライトポジションより約13㎝リクライニングします。
Photo:Akira Fukazawa

飲食類は機内持ち込み可

 コロナ禍の間、休止していた機内販売は再開しています。飲み物やスナック類を有料で購入することが可能です。しかし、いわゆる食べ出がある機内食は再開していないので、国際線を多く運航するスプリング・ジャパンでは、ホームページにて飲食物の機内持ち込みを認めています。ただし、機内に持ち込む飲食物は、他の手荷物同様、保安検査を受ける必要があるので、あらかじめ出発空港のセキュリティガイドを確認しておいた方が安心です。
 運賃タイプは、オプションが機内持ち込み手荷物7㎏だけであるもののもっとも安い「ラッキースプリング」、機内持ち込み手荷物7㎏に加え、20㎏までの預け手荷物などもついた「スプリング」、さらにスプリングのオプションに加えて預け手荷物を30㎏、さらに座席指定も無料でできる「スプリングプラス」の3種類が用意されています。「スプリングプラス」は成田空港では、優先チェックインや優先搭乗のサービスもついています。
 また、最近のトピックとしては機内誌「SPRING TIME」が再開されました。スプリング・ジャパンの社員による業務や会社の取り組み紹介、就航地の特集記事の充実化が図られましたので、搭乗することがあればシートポケットは要チェックです。

newuniform
就航10周年を迎えた2024年8月1日からは、客室乗務員に新制服が導入されました。ブランドからの緑を基調にし、「安心感」をデザインのコンセプトに据えています。
Photo:SPRING JAPAN
kinaishi
コロナ禍を経て、機内誌「SPRING TIME」も復活しました。記事内容の充実化が図られています。
Photo:SPRING JAPAN
格安運賃で話題になった中国の大手LCCである春秋航空が出資して、2012年に誕生したのがSPRING JAPAN(スプリング・ジャパン)です。 2021年からはJALの連結子会社となりましたが、同社の中国路線の充実には目を見張ります。

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