連載
芯が強くて柔らかい ~ 深澤 明が撮ったこの一枚
文:深澤 明
写真:深澤 明
月刊エアラインをはじめ数々の媒体で活躍する航空写真家が撮った一枚の写真。それぞれに、さまざまな背景があります。本連載ではそうした写真に関する一言コメントとともに、フォトグラファー渾身の一枚を紹介していきます。

光の捉え方はひとそれぞれ
同一人物だとしても常に同じとも限りません
時には自分自身の好みや狙いをあえてはずすことだってあります
それを「軸がぶれている」と評価する人もいれば
「表現の幅が広い」と評価する人もいるでしょう
単に可能性を探っているだけかもしれませんし
好みが一瞬でも変わったのかもしれません
写真とは本来、何で撮ったかを気にするのではなく
どうしてこう撮ったのか
そこに思いが至る方がより深く向き合える気がしています
カメラのピントの追随がどうのこうですとか
このレンズはシャープだとか柔らかいとか
それも気分は盛り上がるのですが
写真の本質は道具の話ではなく
中身のことであり
撮った自分へと想いを馳せるものだと
思うのです

深澤 明
本当は寡黙な航空写真家。秀才ではない、天才である。それに恐ろしいほどに、運がいい。
月刊エアライン/航空写真家・深澤明が写し出す旅客機の世界
月刊エアライン本誌を飾った深澤明氏の作品のポスターをfabliで販売中です。
【価格】
●A1サイズ(横841mm × 縦594mm)光沢紙版:8,650円
●A2サイズ(横594mm × 縦420mm)光沢紙版:6,800円
※税込/送料込み。ご注文から5営業日以内に発送いたします。
関連キーワードもチェック!